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忘れたくない「孤独」

孤独
孤独とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。 たとえば、物理的には大勢の人々に囲まれていても、自分の心情が周囲の人から理解されていない、と感じているならば、それは孤独である。当人が、周囲の人たちとは心が通じ合っていないということに気付いていれば孤独である。

Wikipedia

「1人で居たくないから誰かといる。」
と言う理由で、恋愛をしたくない。

死ぬまでずっと孤独だし、その孤独を忘れてしまうと人は怖い人になるんじゃないかと私は思っている。


この数年間、私は孤独を忘れてしまっていたことに気がついた。

・楽しいのに孤独。
・笑っているのに孤独。
・目から涙をこぼしながら孤独。
・誰かが隣に、後ろに、前に、いるときも孤独。
・感情が揺れ動いている時も孤独。

この孤独が私をつくっていた。
孤独を知っていて孤独を優しく塗っていた自分が、自分だった。それを忘れていたこの3.4年間、苦しかった。

孤独というのは私にとって「私」というものを保つための柱であり、装飾品であり、目元で堂々とキラキラと輝くアイシャドウの、艶々のラメである。


仕事をしているとき、何かを見ているとき、会話をしている時、ものを書いている時、私の目は完全に自分を見失った目をしていた。それになんとなく気づいていたから、たまに自分の目がとても怖くてたまらなかった。

タピオカみたいな真っ黒の黒目が、私ではない何かを宿していて、自分の目が鏡越しにうつると、これは自分なのだと受け入れることができなかった。この世に存在している者とは思えない、とても恐ろしい、なにか大きな、黒くて深くて青いような、濃い青紫のような。そういう感じがして怖かった。

いつもそう見えるわけじゃ無かった。
ふとした時、私のタピオカが怖かった。
少し怯えながら、そのタピオカを見つめる時もあった。
怖くない日もあった。

きっと怖くない日は、孤独な自分がしっかり自分の中にいた日なんだと思う。


孤独というのは私にとって、とても大切なものらしい。
孤独は、何よりも私を強くし、かっこよくしてくれる。どんな洋服、どんなバッグ、どんな靴、どんなに高いブランドでも、どんな仕事、どんな資格でさえも、私を最高に強くしてはくれない。


私を1番強くしてくれるのは、「孤独」である。



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