8月5日目〜相棒負傷〜
腕時計の表面のガラスが割れてしまった。
いつ、なぜ割れてしまったのかはわからない。
気がついたら割れていた。
長年使っている、母からのプレゼントだった。
今までこんな経験をしたことがなかったので、離れて暮らす家族に何かあったかと思い、連絡してみた。皆特に何もなさそうだったのでほっとした。
さて、時計をどうしようか。ガラスは割れたが、今も時を刻み続けている。修理に出すか、買い替えるか。
随分長い間使用した時計だ。母からの贈り物だし苦楽も共にした。いつも私の腕にあって、良き相棒として、日常生活はもちろん旅行にも一緒に行った。友人が仕事の都合で待ち合わせの時間に来られず、不慣れな街で数時間待ち続けたあのときは、何度この相棒を見つめたことか。
思い出は掘り起こせばたくさん出てくるけれど、今はひとまず、苦楽を共にしてくれた相棒に「ありがとう、お疲れさま」と伝えたい。
※昨夜この記事を書いている途中で寝落ちしてしまい、投稿が翌日になってしまった…