バッテンバーグケーキ エリザベス女王のプラチナジュビリー その2


プラチナジュビリー前には、チェルシー地区のお店や通り、公園などにたくさんの花飾りがありました。特に女王在位70周年を祝う意味合いの飾りが多く、女王陛下をかたどったもの、愛犬のコーギーをイメージしたもの、そしてお菓子の形の花飾りにも、バッテンバーグケーキが入っていました。



バッテンバーグケーキと英国王室は深いつながりがあります。遡ると、19世紀、ヴィクトリア女王の孫のヴィクトリア王女が、ドイツのバッテンベルグ家のルイス王子との結婚をお祝いして作られたケーキです。ふたりは、幼馴染で、ヴィクトリア女王の別荘オズボーン・ハウスで恋におち、1884年に婚約を発表。ロンドンの職人が作ったのがこのケーキです。2色のスポンジを作り、それをジャムで繋ぎ、周りをマジパンで囲むものです。ピンクと黄色の華やかなケーキで、4つの四角のスポンジは、バッテンベルグ家の4人の王子を讃えているそうです。エリザベス女王の亡くなられた夫、フィリップ殿下もバッテンベルグ家の血を引いています。
下の写真は、まさにそれを踏まえた花飾りです。


レシピはこちら(英語)。



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