カーネーション「New Morning」、そしてスピッツ「ありがとさん」へ
ただ街の景色、ネオンを中心に風景とか淡々と流してるだけのビデオが妙に沁みる。
豪快なコードストロークとバンドサウンドが塊のように押し寄せるイントロからキメのフレーズ、アウトロまで過剰なドラマチックさはないけど、それがいい。
ボーカル、ギターの直枝政広による収録アルバム「booby」のセルフライナーノートに、
“ベーシックの感覚的な部分には古典ルーツ音楽としてのザ・バンドやリトル・フィートがあった。その時代体験の記憶を紡いで生まれてきたような「New Mornig」や「ドラゴン・シャフト」がアルバムの柱だ。”という記載あり。
歌詞について言うと、君のためなら、の「君」は、人でも他の生き物でも概念でも何と思ってもいいはず。
そして、「だから吠えることを覚えたのさ」というパンチラインは何度聴いても震える。
ひとつ気になるのは、キーボーディスト棚谷祐一脱退後のサポートの人はみんなライブ時のミックスが小さく、この名ピアノソロを生でちゃんと聴けた記憶がないこと(野音の35周年ライブでも棚谷氏以外のキーボーディストは鍵盤の音小さかった気がする。これはバンドとしての方針かも知れないが)。
コード進行、これであっているだろうか。
コード名にすると難しげだけど、親指で6弦押さえると簡単。
イントロ
E D C D
E D C D (/G /F# /E)
歌い出し
E - A -
E - A - (/G /F# /E)
ずっとここにいる〜
C#m D A E
F#m A E
C#m D A E
F#m A/B
サビ
E C#m A C#m7 Amaj9 Bsus4/G# F#m7 Am
E C#m A C#m7 Amaj9 Bsus4/G# F#m7 A/B
ピアノソロ
F#m - D
A
ワンモアタイム
ずっとここにいる〜
C#m D A E
F#m A E
C#m D A E
F#m A/B
サビ2回繰り返し
E C#m A C#m7 Amaj9 Bsus4/G# F#m7 Am
E C#m A C#m7 Amaj9 Bsus4/G# F#m7 A/B
Eを4小節
A/B
ニュー・モーニング〜
E D C D
E D C D
E
※ Amaj9
x
5
4
6
x
5
※Bsus4/G# (便宜上の表記。山下達郎「Sparkle」でも出てくるフォーム)
x
5
4
4
x
4
気になってたけど、スピッツ「ありがとさん」のイントロのピアノはこの曲のオマージュだろう。
「フェイクファー」のプロデュースに棚谷氏起用したのはアルバム「Booby」を聴いたからだったらしいし(出典は失念)、マサムネによる”気合い入れたい時は今も「New Morning」聴いてます!”というコメントもあり。