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「警告音」で炎上のCM。現代の広告で「音」以上に大事なのものとは?

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最近、ライオンさんの歯磨き粉
「システマハグキプラスプレミアム」のテレビCMの
冒頭の効果音が、「Jアラートの警告音に似ている」と
炎上し、3日で放映中止になったそうです。

私も見てみましたが、正直「そこまで気になるか?」
って思いましたが、気になる人には気になったのでしょう。

その是非はともかく、CMや動画広告において
「音」というのは非常に重要になっています。

元は、CMの時間=トイレタイムなんて言われて、
耳を掴まないとCM見てもらえないから、なんて言われてましたが
最近は、タイパなんて言われて
スマホとテレビを同時に「ながら見」してたり、
何か勉強などしながら、スマホで動画流してる、
なんて人も見かけます。

(私は動画視聴に関しては古いタイプで、
映画やドラマは画面の前で集中して見るタイプです。
もちろん倍速もしません。)

「音」というと、効果音やCMソングを工夫しようと
思ってしまうかもですが、
私はもっと大事な要素があると思っています。

それは「リズム」です。
否「ビート」または「グルーヴ」と呼びたい。

気になる効果音やCMソングなどで
動画・CMに目を向けることはできるでしょう。

でも動画広告に求められるのは
・メッセージを伝える
・メッセージを記憶する
・なんだったら興味を持つ、買いたくなる
ことです。

音だけだと、
音を聞いて、眼を向けて
広告のメッセージ(セリフやテキスト)
を見る、という二段階の行動を視聴者に求めることになります。

しかし、リズムであれば、
そこに音と一緒にセリフを載せられますし、
覚えやすくなります。

その圧倒的傑作であり、クラシックスが
湖池屋さんのスコーンのCMです。
(ご存知の方もいると思いますが)


「スコーン、スコーン、コイケヤスコーン」
「スコーン、スコーン、コイケヤスコーン」
「カリッと、サクッと、おいしいスコーン」
をリズムに乗せて連呼するだけ。

私はほんと幼児の頃くらいに見た記憶があるのですが
未だに覚えてるくらい強烈に残っています。
yoichi.nishikawa@107designinc.com

最近だと日清さんのチキンラーメンなんかも
リズム芸な感じでやってますね

最近の若い子は、学校でダンスの授業があったり、
TikTokなどもあり、リズム慣れしているように思います。
今売れている音楽も、
昔に比べると「歌よりビート」重視になっています。
「いい感じにノレるグルーヴ感」
「心地よいリズム」を作り出すことは
マーケッターにとっても大事なのではないでしょうか?

BGM以外にもグルーヴを作るポイントがありますが、
長くなってきたので、またそのうち続きをお話ししますね。

ではまた!

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