幸せなフィジーで出入国審査官が抱えているある「問題」
フィジーという国に行ったことがありますか?
あまり行ったことがある方も多くはないと思いますが、
南太平洋の島国です。
そんなフィジーで空港のイミグレの
出入国審査官がある問題を抱えているそうです。
それは入国時に、観光客の入国証明書用の
写真を撮るそうなのですが、
みんながハッピーすぎて、笑顔で写ってしまうという。。。
この動画をご覧ください
ちなみに帰国のための出国時は
パスポートの無表情な表情と違う
笑顔すぎて、逆に困るというお話
これは
フィジー政府観光局のプロモーションで
「Happy FIJI」というキャンペーンの話です。
南の楽園がもたらす情緒的価値って
シンプルに「Happy」だと思うのですが、
いかにも楽しそうなビーチなどで、笑顔なのは普通。
観光客が絶対笑顔にならないところ
笑顔ではダメなところってどこだろう?
そう、それは
空港のイミグレみたいなところです。
でも、そこでも笑顔になってしまう、というと
いかにフィジーがハッピーかが、妙に印象づけられますよね。
伝えたいこと:「フィジーは最高で、ハッピーな気持ちになる」
これ自体は非常にシンプルです。
これをいかに印象強く伝えられるか、を考えた時に
これはクリエイティブアイデアを出す時の技法の一つでは
「逆説」とう論法なのですが
「ハッピーにならないところで、ハッピーになってる」
シチュエーションを考えるのです。
そうすると「空港のイミグレとかで写真とられる時って、だいたい無表情だし
パスポートもつまらなさそうな顔だよね」
というインサイトに気が付きます。
こういう「誰もが目にしてたり、認識してるけど、言葉になってないもの」
をインサイトといいまして、このインサイトの発見が面白いアイデアの鍵になります。
「フィジーはハッピー」という一見凡庸なメッセージも
秀逸なインサイトを見つけると、妙に腹落ちできるものになります。
わかりやすいものだと
「イカついお兄さんが、子犬を散歩してると妙にいい人に見える」とか
「個室のカラオケで、トイレから戻って部屋に戻る前に”違う部屋かも”と一瞬不安になる」
みたいな”あるよねー”ってみんな無意識に感じてるけど、意識してないもの。
これを拾い集めていくと
意外なところでアイデアにつながりますよ〜
ってお話でした!
毎日寒いし、フィジー行きたいなー!
ではまた
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