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「UberEATSでいいんじゃない?」がイマドキのキャッチフレーズとして秀逸な理由

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UberEATSって利用されますか?
ちょっとゼイタクとわかりつつも、ついめんどくさい時
使ってしまいます。

で、UberEATSのCMですが、毎回個性的で面白いものが
多いですが、今やっているCM面白いですね。



で、私が気になったのが「UberEATSでいーんじゃない」
というキャッチフレーズ。
一見、普通のこと言っているように見えて、奥が深いなぁ〜と。

UberEATSでデリバリーできるお店って、
チェーンより個店で、少し高いものが多い印象があります。
(出前館やmenuが大手チェーンなどが多いのと対照的です)
ある種、非日常であったり、少し特別感なデリバリー。
そんな印象がありました。
だから以前のキャッチフレーズ
「今夜私がいただくのは・・・」シリーズも少し
非日常で個性的な雰囲気の広告表現だった記憶があります
実際コロナ期は外食が制限されたこともあり、
「せめてお家で、美味しいレストランのご飯を」
というニーズには合致していたと思います。


しかし前述の出前館やmenuといった競合もいますし、
さらにコロナ明けでみんな外食も再開するようになると
「日常のシーンにどうやって入っていくか」
というのがすごく重要になってきた、と考えられます。

そこで出てきたのが
「今日UberEATSでいーんじゃない?」です。



この夏木マリさん出演のCMも
わかりやすくてよかったのですが、
個人的には自炊を否定しているみたいなのも
少しある気がして引っかかっていたのと、
SNSで
「夏木マリが「今日UberEATSでいーんじゃない」っていうから、
義母が同じようにバンバンUber頼まれて家計がしんどいw」
という声もあったので、もしかしたらソーシャルリスニングしたのか

今のCMの
「自炊しようとして、そんなこと起きるわけねーだろ(笑)」
という方に変えたのかな〜と思ったのですが、
こっちの方が面白くて好きです。
(ちゃんと自炊と共存している感じがして)


自炊を否定しないで毎日の選択肢に入っていく。
そのために
「UberEATS”が”いーんじゃない」ではなくて
「UberEATS”で”いーんじゃない」なのです。

「あなたでいい」より「あなたがいい」
って言われる方が嬉しいのと同じように
多くのマーケティングは
「うちの商品”が”いい」と言いがちですが、
毎日Uberを頼むわけにはいかない。
でも、ちょっと今日は疲れたなー、美味しいものを楽して食べたいなー
華金を家でゆっくり過ごしたいなー。そんな時に
「UberEATS”で”いーんじゃない」と選択肢に入っていく。

人間、ご飯は毎日食べるので、機会はたくさんあります。
だから、無理くり私が一番!ではなくて、
「二番手でも思い出してね」という競合との共存戦略という
手もありだよな〜。そんなことを思いながら
お昼ご飯にスリランカ料理を頼んでみました。

ではまた!

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