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「なんかいいアイデアない?」でいいアイデアは絶対出ません 〜アイデアを依頼する正しい方法〜

よく「なんかいいアイデアない?」って相談されます(笑)
相談いただくこと自体はすごく嬉しいのですが、
申し訳ないですが「なんかいいアイデアない?」は愚問です
(石丸伸二風)

ビジネスにおける「アイデア」というのは、
何かしらの問題を解決するための着想や概念だと
思っていて、そもそもの解決したい問題を
依頼者が明確に認識できていない状態で
出てくるものは、「アイデア」ではなく「思いつき」です。

なので良いアイデアを導き出すためには、依頼主は
「私は現状こういう問題を感じていて」(問題提起)
「本当はこうでありたいと考えていて」(目標設定)
「その現実と理想にはこういうギャップがあって」(課題設定)
「これを超えるためのアイデアが欲しいが」(具体的依頼)
「これとこれはNGで、こういう感じで欲しい」(各種依頼事項)

をちゃんと体系的に依頼しない状態で提案される
「アイデア」とされるものは、だいたいゴミみたいな「思いつき」です。
これをまとめたものを、私がいる広告やマーケティングの業界では
「オリエン」「ブリーフ」などと言います。

これをちゃんとまとめない依頼というのは、
例えるなら、デートで彼女に
「今日何食べたい気分?」と聞いたら
「うーん美味しいの♡」って言われて、
一生懸命お店探したら
「うーん、今日は◯◯気分じゃないかな」
って言われるくらい理不尽な行動です。
(どんな女とお前は付き合ってきたんだ、
というのは置いておいて;汗)



でもこういう「オリエン」や「課題設定」を
簡単にできないよ、って思うこともあるかもしれまん。
当然です。こういった依頼を的確にまとめて出される方って
相当、こういったマーケティング企画仕事の達人です。

でも安心してください。
アイデアを出す側は逆に、上記のようなフレームがあるので
ヒアリングの中で、何が問題か、何が課題か、何がゴールかを
まとめることができます。
率直にぶつけて、言語化した「オリエン」が
自分の言いたいことと合っているか、をゴーサインできるだけでも
立派な依頼主だと私は思います。
ふんわりとしてても、立派なビジョンを言語化するのも
プランナーの仕事なので。

逆に言うと、「ちゃんと課題やオリエンを出してくれないと仕事できません」
というクリエイターやプランナーには絶対依頼しないほうがいいです。
(いや別に依頼してもいいですが、依頼主にものすごく負荷がよります)

今の時代、課題に対する「解決策」はたくさん事例もあり、結構良いものが出やすいです。
しかし「何が課題か」「何を目指すべきか」を言語化する方が実は難しく、
私たち「課題解決業」は「課題発見業」でもあるのです。

そういう視点で本当に大事なパートナーを選んでいただくと、
良いと思います。

で、弊社はそういうことちゃんとやってるんですが、
弱小零細なので、意外と気が付かれないんですよねー。
なんかいいアイデアないですか?

ではまた!

ということで、オリエンやブリーフづくりも相談にのります

こちらからご案内可能です(画像クリックでも大丈夫です)


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