トランプ大統領の勝利につながった、意外な(?)マーケティング戦術とは
アメリカ大統領選が終わりましたねー。
当初は「世紀の大接戦」なんて言われてましたが
フタを開けてみたら、トランプ元大統領が圧勝に近い結果に。
政治的な考察は、ニュースメディアなどにお任せするとして
この大統領選挙、マーケティング的にも非常に
学べる部分がありました。
当初、メディアの出口調査などでは
「ハリス副大統領優位」というのが大半でした。
(それに伴い日本でもそう報道されてました)
しかし結果は大きく異なりました。
トランプ氏と、ハリス氏の
マーケティング戦術の違いにその理由の一端を見たのです。
実は両者、テレビなどで自身のCMを
大量に流したりしていました。
しかしトランプ氏は同時に
色々なYouTuberやポッドキャストに
ちょこちょこ出演していたのです。
それも政治系とかじゃなくて、
ちょっと迷惑系とかバラエティっぽいYouTuberみたいのにも出たり。
(日本で言うと、東海オンエアと石破さんが
コラボするみたいな感じなんだろうか?)
対するハリス氏は、基本的には
伝統的なメディアに絞って訴求していたそうです。
この違いが意味するものは何か?
アメリカは、多種多様な人種がいますし、
世代によっても価値観なども非常に多様になってます。
自分の情報収集先としてテレビなどに頼っている比率も
昔より大きく低下しているはずです。
ターゲット層が細分化し、サイロ化しているのです。
トランプ陣営はそこを、
一個一個細かく拾っていく戦術を
とったのです。
一見、効率悪く見えるのですが、
ターゲットを「マス」と見るのではなく
ある程度、具体的にセグメントして、
そのグループごとに最適化する
マーケティングでは当たり前のように感じる
「セミ・パーソナライズド戦術」なのです。
なんか御年78歳のトランプ氏が
それをやってるのが意外といえば意外ですが
重要な効果を発揮した一つの要因とも言えるでしょう。
ここで難しいのは、どのくらいの粒度で
細かくセグメントにアプローチするか?だったりします。
パーソナライズも超細かくしても効率が悪いのです。
ただアメリカの大統領選挙においても、
そのような展開が出てきたことで、日本においても
マスコミュニケーションのあり方が本格的に変わるかもしれません。
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