管理職に向いてない残念なタイプ
メンバーのことではなく、自分アピールが過ぎる
時々、職場内で管理職の仕事を勘違いしているんじゃないかなと思う人に出会います。皆さんの周りにも、メンバーマネジメントを主たる業務だと思い、メンバーが指示通りに動かないと愚痴っぽい話しをし、自分がどれだけ苦労しながらやっているかを遠回しにアピールする人っていませんか。もちろん、メンバーマネジメントは管理職として大事な仕事だと思います。
ただ、こういったタイプに限って、会社・事業部として収益を伸ばしていくために何が必要かということをあまり考えておらず、大事なのは自分の立場や面子。いざという時にメンバーのためにひと肌脱ぐこともなければ、トラブル時にお客様先に謝罪に行くこともせず、大して重要じゃ会議を優先させたりする。このタイプはとても残念であり、えてしてメンバーからの信頼を得ておらず、陰でやばいやつ扱いされている。自己評価と他社評価が圧倒的に乖離しているが、その事実を知らず、うまくマネジメントできてると思っている…
会議の場でも、自分アピールが過ぎる
先日、職場内の管理職10名ほどで、中期的な事業部運営の方針についてミーティングをしていた時、残念タイプの◎◎◎さんの残念度がレベルアップしていた。各メンバーの昇進・昇格が議題に上がった際、◎◎◎さんは自分のメンバーを猛烈にプッシュ。別にこれ自体は悪くないが、いかに自分が引き上げて実績を出させたか、以前までの管理職ではここまでできなかっただろう、とドヤ顔でプレゼン。もはやメンバーの話しではなく、自分がいかに頑張ったかしゃかりきにアピール。
そんな時、●●●●さんから(指摘寄りの)的確な意見が出ると、周囲が引くほど声を荒げて躍起になる始末。その後、思い直したのか、反省したように見えたが、それも一瞬。議題が変わり、●●●●さんが意見すると、レベルの低い弁論大会のように重箱の隅をほじくりだした。とはいえ、●●●●さんの方が一枚も二枚も上手。◎◎◎さんの意見を無視。そして、参加者の誰一人として◎◎◎さんの意見に触れることなく、ミーティングが進み、その場は終了。◎◎◎さんは不服そうに席に戻っていった。
自分アピールが、メンバーにもバレてる
後日、◎◎◎さんがミーティングでの一部始終をメンバーに話していたと、社内のウワサで回ってきた。あの場の話しをメンバーに話すってどういう神経かと怒りとも哀れみと似た感情をいただきながら、ちょっと探りを入れてみた。メンバー曰く、自分がどれだけミーティングの場でメンバーのことを考え、意見をしたか、それが自己利益しか考えてない連中に受け入れられない中、どのようにして戦ってきたか、事実をかなり脚色している。さすがやばいと思ったが、メンバーも分かっていた。「◎◎◎さんのことなので自分がどれだけ頑張っているか、僕たちメンバーにもアピールしたかったんだと思います」 微妙な気持ちになりながらも、少し安心した。ただ、◎◎◎さんをこのまま放置すると腐ったミカンになる。ちょっと対応を考えねばと思う。うーん、どうしようか…