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いじめ
自分の指導を振り返る。vol.8
担任15年目に突入し、学校は遊び場、生徒は遊び相手という認識のハッピー加藤利光です。
生徒の心に浸透させるべき問題がある。
「いじめ」問題!
初ホームルールで必ず触れる真剣勝負。
オープニングはこちら
自己紹介はこんな
毎度お馴染み、スタートから全力で、自分をさらけ出す。無難になることをいつから、辞めたのだろう。「困難の無い人生は、無難の人生。困難の有る人生は、有難い人生。」この名言は、1年に2回ぐらい登場。
第一印象は両極端に分かれる。
「まじ面白い!」or「まじウザい!」
初日の緊張場面から解放され、保護者が気になる学校話を、生徒発信で「担任まじ〇〇なんだよ~」を作りたい。家庭での会話を生み出し、親子愛→家庭円満→世界平和に貢献していると勝手に理解。(謎)
ふつう!が最悪で、「まじウザい!」は悪くない。図を参照。
どんな生徒も、長い時間を共有することで、担任の存在は「普通」という感情に至る(日常になる)。「まじウザイ!」から入った生徒は、アメちゃん1個あげるだけ、話しするだけ、で印象が一変し「実はいいヤツ!」になる(経験論)。最後に感謝してくれるのは、「まじウザい!」派閥の方々が実に多い。GAP理論
逆に「マジ面白い!」派閥の方々が大変で、常に期待を越え続けていかねばならない…。頑張れ俺。
初ホームルームのラストシーン。
いじめと向き合う、大切な時間。
「趣味イジメの人いる?画鋲を靴に入れるとか。人の笑顔に殺意を覚えるとか、高校の醍醐味はイジメとかの人いる?いれば、手を挙げて。」
スタートは和やかに。面白い空気感は、人の耳を傾ける。
手を挙げる生徒は皆無。高校生は大人である。生徒たちに悪い奴は一人としていない。「イジメは悪い。」という認識は備えている。
雰囲気を一変させ、浸透を図る。
「イジメで人は死ぬ。簡単に死ぬ。そんな事例は、いくらでもある。だから、このクラスで、いじめは絶対に許さない。教室は楽しむ場であり、悲しむ場ではない。「死」なんて論外。絶対に許されることじゃない。だから、俺は必死で守る。本気の指導をする。イジメた奴をぶん殴る。本気でぶん殴る。いじめが起こる環境を整えた担任なんて、正直いらないよね。だから、やられた奴の気持ちを背負って、俺はぶん殴る。そして、体罰教師として見事にクビになる!守らなければならない家族はいるけど、何とかする覚悟はある。そんな事も守れない教師は駄目でしょ?いる意味ないでしょ?そして、イジメた奴も校則でクビになる。一緒に辞める。
絶対にイジメは許さないけど、
いい? 守れる?」
内容はこんな感じ。何故か毎年感情的になり、何を言っているか不明な状況に…。書いていても不明…。熱意は内容よりも、浸透する。(持論)
だけど、この宣言だけでは駄目であろう。
魅力的な講演会に参加し、翌日、自分の行動が変わる。そんなのは日常茶飯事。つまり、魅力は他者へ刺激を与え、行動を変化させるもの。だから、教師は魅力を放つべきである。これが難題。(恋人にフラれて、絶対に見返してやるっていう意気込みと似ている。)この先に、プロの教育者という肩書が待っていると信じている。もちろん、挑戦中!
俺は絶対に言えないことがある。「イジメは、いじめられている子が、強くならないといけない。」この言葉。強くなれるなら、なっている。いじめられるという劣勢な状態から、パワーが出る生徒は世界にどれだけいるのだろう?
いじめは担任が守るしか方法はない。どんな手段を使っても。(もっと良い方法も、模索中)
イジメは絶対に許さない。
追伸
卒業式の日に、卒業生の母親から手紙を頂いた。
『お陰様で、娘は卒業式を無事に迎える事ができました。利光先生を始め、三年担当の先生方にお世話になり、素晴らしい高校生活を過ごすことができました。母として、本当に幸せです。心から感謝しております。最初は熱血な利光先生に付いていけるのか心配でしたが、「利光先生は、私の話を聞いてくれる。」と心底信頼していた様です。(ほらほら、話を聞くだけで、印象がガラリとかわるでしょ!!)
~省略~
私は利光先生が入学式の時に、お話された事を伝説にしているのですよ!!「このクラスでイジメがあった場合、イジメた奴を殴って、俺も一緒に学校を辞める。」(保護者の前でも言う)と私は小学生の息子の父兄とイジメ問題の話をするときに、こんな先生もいるんだよ。と話をします。みなさん、感激しているのですよ。これからも、ずっとずっとそのままの素敵な先生でいて下さい。』
完
ありがたい言葉。
自分の子供が、いじめられていると思うとゾッとする。
だからこそ
絶対にイジメは許さない。
イジメの無い世界にしてみろ。
俺。
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