一発芸大会
自分の指導を振り返る。vol.17
4月の遠足も中止となり、自分の年間指導計画が、こんがらがりつつある今日この頃。
加藤利光クラスの恒例行事。遠足のバス内での『一発芸大会』。テーマは『自分をさらけ出せ』。みんなやるの?大人しい生徒とかいるじゃん…?って質問は想定内。
解答『真面目な奴ほどやる』
遠足の説明の終盤、一発芸イベント開催を宣告する。まだまだ、関係が出来上がっていないという状況、かつ担任の空気感に圧倒され、拒めない状況。クラス目標『年収一千万』を掲げ、無難は敵の雰囲気が、前へと進ませる。
オープニングの生徒だけを決め、いざ本番!
司会を担当する俺。
芸人達に注意事項を与える。
テーマ『逆の立場』
「皆んな不安だよね。やらないでくれ!って人もいるよね。じゃー何でかって、恥もあるけど、自分のネタで、つまらない!って空気を作り出す恐怖が理由じゃない?だからそれを皆で乗り越える。みんなで盛り上げる。指笛できる奴はやり、拍手は当たり前、歓声のオーーーーーーーーーーーーーーースゴーーーーーーーーーーーーーーに加えて、
スタンディングオベーションはーーーーーーーー
バスだから禁止。(ガイドさんの反応を楽しむ俺)」
そこから、練習を重ね、見事な劇場に大変身。前フリの必要性を実感。
内容は、モノマネしたり、歌ったり、クイズ出したり、絵を書いたり、ルービックキューブに時間制限設けて失敗したり、フリップ用意して笑いを追求したり、荷物になるけん玉を披露したり、メントスコーラしてヒヤヒヤしたり、バレバレの手品したり、シャーペンの品質の良さをジャパネットたかたばりに解説したり、自宅のwifi番号発表したり?(謎)様々!
よくある発言は、『みんなやると思ってもいなかった!だけど、準備していてよかったー』
そう準備の必要性を勝手に伝えられる。
教訓『恥を共有し、危機を乗り越え、仲は深まる』
生徒一人一人は1年間ラストのタイミングで、こうやって振り返る。
『一発芸、まじ嫌だったし、黒歴史だけど、超楽しかった!』ってのも定番になりつつある。
注意事項としては、司会者も必ず振られるということ!というよりも、フリを待っている司会者がいるという事。
常に、生徒のスキルを超えていく。生徒には負けられない‼️
追伸
3年前のある生徒は、この場で歌を歌った!過去に聴いた歌声の数々を一瞬でブッチギッタ。当然会場は、ライブハウス化し、アンコールに、リクエスト。彼女の独壇場。本来、注目が誰かに移ると嫉妬心を剥き出しにする司会者も、この時だけは違った。
『凄い‼️』
その場がきっかけとは言わないが、こういう舞台を提供し、間違いなく自信をつけた事だろう。バナナマン日村の高校生フォークソングGPに出場。その後、専門学校で何かの大会で優勝し、スカパーに単独で出たり、YouTubeで新曲ガンガン投稿。是非、みなさんの鼻唄のお供にして、貰いたい曲です。
前フリ1200文字と、長々となりましたがで、準備が整いましたので、歌って貰いましょう。
『さとう。幸せ』