【クスイムン料理】を食べよう!イカ墨汁★レシピ
クスイムンとは?!
沖縄方言で「薬になるもの」という意味です。先人の言い伝えで、医食同源の考えから沖縄島野菜や薬草、食材の食べ合わせなどで薬の代わりに食べていた料理があります。
▼クスイムンの詳しい解説は以下からご覧いただけます。
クスイムン料理のひとつで、琉球王国時代から食べられていたイカ墨汁は、【イカ、豚肉、沖縄島野菜ニガナをかつおだしで煮て、塩・イカ墨で味付けした1品】です。昔から《産後の回復・頭痛やのぼせ・肝臓によい》とされてきました。
このイカ墨汁に使用するニガナは、沖縄の伝統島野菜で「琉球時代の薬草」とも言われ、苦味とアクが強いのが特徴。和名ではホソワバダン、沖縄方言ではンジャナとも呼ばれています。ニガナは、イカや豚肉の臭みを消す効果があります。
沖縄では、家庭料理として食べられていたので、観光客向けのお店では、なかなか食べられない料理。イカ墨とニガナが手に入ったら是非、作ってみてくださいね〜♪
イカ墨汁のレシピ
■材料(2人分)
イカ(中)1杯 豚ロース薄切り2枚 ニガナ半束 かつおだし400ml A(イカ墨大さじ1 塩小さじ1/2)
■作り方
①イカは中骨を取り、ワタとイカ墨をつぶさないようにとり、イカ墨の袋は取っておく。イカは約5㎝長さの短冊切りにする。
②豚肉は、約1㎝幅の短冊切りにする。
③ニガナは、一口大のざく切りにする。
④鍋に③・①・②の順番にいれ、カツオだしを加え中火で熱する。沸騰したらアクを取り除き、弱火で約15分煮込み、Aを加えて味を整える。
⑤器に盛り付け出来上がり♪
■ワンポイントアドバイス♪
*イカ墨汁に使用するイカは、うま味と甘味のある高級鮮魚といわれるアオリイカがおススメでが、手に入らない場合は他のイカで代用できます。
*イカ墨が手に入れない場合は、市販品[イカ墨ペースト・イカ墨粉・イカ墨液]などで代用可能です。
■ミニコラム イカとの思い出♡
イカとは忘れられない思い出があるのです♡
今からさかのぼる10年ほど前、料理教室で助手のお仕事をしていた頃の話です。
神奈川県城ヶ島でダイビングのライセンスをとりました。ダイビングの資格なので、もちろん海での実習が必須。
海で実習している時にイカが優雅に泳いで私の前を通過しました。それは、それは美しい光景でした。その後、インストラクターさんがこれ見て!と何やらジェスチャー。近くによってみると・・・なんとイカの卵が!!!空にかざして光を通すと、一つの卵に1杯(1匹?)の小さな小さなイカの赤ちゃんが♡可愛い~!!!小さいながらも、しっかりイカの形になって、卵はブドウのように連なっていました。
ダイビングは60本以上潜っていますが、その光景を見れたのは1度だけ。今でも目に焼き付いている貴重な光景です。
そして、その週明けのお仕事・・・
料理教室で使う食材はまさかのイカ!!発泡スチロールにきれいに並んだイカが納品されました。イカの目ってなぜか切ない目なのですよ・・・。15杯くらいのイカが切ない目でこっちを見てるような(笑)
その日に限って、生徒さんが数名休み・・・
複雑な気持ちでひたすらイカをさばきました。
今思えば、食育体験になりましたが、イカをさばくたびに思い出すイカとの思い出です
( ´_ゝ`)。
食ZENラボさまのレシピサイトにて
イカ墨を使用した現代版「クスイムン料理」のもち麦イカ墨リゾットや、アオリイカのコラムを掲載しています。以下のURLよりご覧いただけます↓↓↓
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