ほんとにあった怖い話
あなたはこの話を信じられるだろうか。
※これはノンフィクションです。
全て実名で記載しております。
遡ること8/11 AM7:00
訪れたことのない土地に飛行機で向かった
14歳の長女。
目的はとある起業に関して学べるサマースクールへの参加が目的。
AM8:30
無事に朝イチの便で送り届け、
自宅に戻り資料に目を通す父。
そこには「2024.8.16〜21のスケジュール」
と記載されてある。
飲みかけのカフェオレを吹き出す。
次の瞬間、スネ夫のあの声と同じトーンで、
「ママぁーーーーー!」と叫ぶ47歳。
今日は8/11。いや、何かの間違いだろう。
そう自分に言い聞かせ、
もう一度資料に目を落とす。
やはり2024.8.16〜21と書いてある。
長女はすでに現地空港に到着。
急ぎ携帯に電話をする父。
「なぁ、資料にさ、8/16からって書いて
あるんだけど、どっちが正しいの?
今日から?16から?」
「え?は?なに?ちょっと待って。
(数十秒後)
ああぁぁ、やってしまいました。
凹むとかのレベルじゃない。
なんて言っていいのかわからない。」
そう狼狽する娘に父は言った。
「これ、一部界隈では《イマイッタ》って
言うんだぜ。遺伝するんだな。
アイムユアファーザー。」
※イマイッタ
度を超えたうっかりを今井がしでかすこと
(今辞林第一版より)
無言の娘。
「とりあえず、名物のラーメン食べて帰ってくる?
それとも5日間一人旅してもいいけど。」
「いえ、帰ります。自分が信じられない。」
その後赤い翼の方々のありがたいご対応により、
無事に神奈川に戻れることになる。
(お金はそりゃ戻らないけれど)
「とりあえず、帰りの便に乗るまで時間あるし、
名物のラーメン食べてくれば。
一杯○万円のセレブラーメン(笑)」
「パパ、なんで怒んないの?」
「ん、、、パパがちゃんと資料見てなかったのも
悪いし、何より16日からの最強ネタを仕入れるための費用と考えたら悪くはないしね(痛いけど)
自己紹介でこのエピソード聞いて、
覚えない人いないでしょ。
その代わりネタにしなかったら
マジギレするよ(笑)」
「必ずやり遂げます!そしてうちの親、
やっぱりちょっとおかしいと思う。」
「それ最高の褒め言葉」
そんなやりとりがあり、5日経った本日。
台風接近の最中、7:00の飛行機で飛び立つ娘。
「3回目はないから安心して。」と
メッセージを残し、
彼女は旅立って行った。
多分というか間違いなく一生モノのネタを携え、
一度しかない中3の夏を体験しに行った娘。
起きた現象は一つであり、解釈の仕方次第で
いかようにも捉えられる。
そして何より、成長は移動距離に比例する。
でも、お盆期間の飛行機代は
とんでもなく高いことを
体感した夏( ;∀;)