小学4年生が有給使って学んだこと①
9月になり、学校が始まったことにより
通常生活に戻った~という保護者の皆様、
ひとまず夏休みお疲れ様でした。
川崎市は2学期制を取っており、
その影響もあるのか夏休み明けは8月27日から。
2週目に入った一昨日の夜、
だいぶ疲れた様子で機嫌が悪かった次女、小4。
『みんな私に〇〇してくれるのに、
何もできていない。
勉強もしたくないし面白くない、
習い事のダンスもうまくならない
(チアダンスとヒップホップ)
それに〇〇(長女)や〇〇(三女)みたいに
やさしくない。
お手伝いもめんどくさい!
ほんとこんな私いやだ!
うわわああああああーんんっっっ!』と大号泣に。
次女ね、ほんと心根の優しい子でして、
とくに人を癒す力が極端に強いんです。
その分、自分の心が疲れることも多い。
誰かのためにコトを起こすのが一番楽しいらしい。
事実、ダンスは何でやってるの?楽しいから?と
聞くと、
「それもあるけど、一番は私が楽しく躍っている姿を見て、あーダンスやってみたいな、とか
一緒にやってみたいとか思ってくれたらさ、
すごく幸せだから」
体もホルモンバランスも変わってくる時期に
差し掛かり、言語化できないイライラや、
モヤモヤ。
そりゃあ子どもだってリフレッシュしたい時は
ある。
そもそも小中学生、特に公教育下で
体調不良以外の休みは基本的に認められてない とある種思い込み的な認識をして育ってきました
よね。
高校や大学のように、単位制ではないから
必要最低限出席して提出物やテストに臨めばOKと
いうものではない以上、
ぶっちゃけ子どもたちの逃げ場はない。
で、メンタルダウンしちゃうってのは起きうる話。
親もイライラしちゃうし、負のサイクルに入ると
ますます心の居場所もなくなっちゃう。
愛知県ではラーケーションが昨年度からスタート。
とてもいい仕組みだと思います。
年に3日間、子どもに欠席扱いにならない
有給制度で、子どもの学びと保護者の休暇を
掛け合わせたもの。
川崎市議会でも検討されているのは
文面で見たものの、
主語は「親と子どもが」
他にも大分県別府市や、鳥取県でも似た制度で
スタートはしている。
がっ、、、
そういうことじゃないのです。
「あー、もう今日はなんも気分乗らねー。」
「ふ・・・二日酔い。」
「仕事辛すぎてマジリフレッシュしたい。」
「でかい仕事終わったからご褒美!」
っていって有給使ったことありますよね?
何が言いたいかって子どもが自主的に
「休みたい」って日を年に3日OKにするとかじゃ
ダメなんだろうかってことです。
※明確な嫌いとか、イジメであれば別
データを小学生に置き換えてみれば、4年生の
次女は年間15日は有給が取れることになる。
大人がみな楽しそうに働いて、
笑顔で元気にハツラツと日々を過ごしているんで
あれば、いいけれど、現実はそうでもなく(笑)
大人が作ってきた「今」という現実世界に、
未来をどう見出だせばいいのかわからないという
のは至極まっとうな思考ルートだと思う。
ということで、一昨日の夜遅くに次女と話し、
「明日有給でいいよ。好きに過ごしなー」
と言うと、
「私ね、やりたいことがあるの。
いま都道府県の勉強してて、それが楽しくて、
今までに行ったことがあるところ、
家族も情報書いてよくて、
今井家オリジナルの日本地図が
作りたいの。いい?
あとね、覚えてテストしてって言う勉強は
好きになれない。
でも知りたいことややりたいことを
「学ぶ」のは大好き。」
StudyとLeaningの本質的な違いを
感じ取ってるらしい。
そうだね、「学び」はいろんなところに隠れてる。
その答えを引き出すのに基本的なところは
勉強したほうが見つけやすくなるんだよ。
と伝えた。
「その意味はわかるんだけどなぁ、、、
好きな学びをとことんやっちゃダメなのかな。」
「それもいいんじゃない。
じゃあ次女のやりたいこと叶えるのに
これは必要!ってことなんだろ?」
なんで会話を繰り返してた。
さっきまで大号泣だったのに、
キラキラしながら話してくる。
「あと100のやりたいことリストに
書いてあること見直してごらん。
明日でも出来ることならやってみよう。」
(次女がゾン100を見て、書き始めたノート)
今回の彼女の心に渦巻いたモヤモヤの理由は
そこまでしっかりと聞かなくても、
話したくなれば話してくれるだろう。
翌朝、学校のシステムに
「欠席」「理由:有給休暇」と入力して
ポチったら、
担任の先生から「それ大事ですね。
ごゆっくりなさってください」
と返信があり、
いろんな制約やタスクがある中で
先生方の悩みや楽しいことって聞ける機会ないかなぁと思いつつ、理解のある先生に感謝し、
いざ有給開始。
小学4年生が有給使って学んだこと②に続きます。
お読みくださり、ありがとうございます。 スキ、フォロー、励みになります。いただいたサポートは子どもたちの体験価値のために大切に遣わさせて頂きます。