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#35 自分らしさと風呂キャンセル界隈
こころと身体を調える整体師のミホコです。
自分らしく共に生きるをテーマにおしゃべりするPodcast「The Rainbow Connection 」
第35回は「自分らしさと風呂キャンセル界隈」です。
12月になり、今年の流行語大賞も決まりましたね。
今年の流行語から自分らしさについておしゃべりしてみました。
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☆今年の流行語
今年の流行語は、「50-50」「裏金問題」「○○界隈」など色々とありましたが、それらを押さえて大賞となったのは、「ふてほど」。
えっ?そんなに聞いたっけ?
宮藤官九郎さん脚本のドラマ「不適切にもほどがある」は、昭和世代と若者の文化的ギャップを笑いにして確かに話題になっていましたが!
私自身も「ふてほど」と略されて使われているのは聞いたことがありませんでした。
しかし、セクハラ、モラハラ、カスハラなどのニュースは増えていて、「ふてほど」と言いたくなるような状況はたくさんあった1年ではありました。
また、その他の流行語としてノミネートされた「裏金問題」もまさしく「ふてほど」というに相応しい問題でした。
☆風呂キャンセル界隈
そんな中で私が注目した流行語は「風呂キャンセル界隈」
芸人さんがSNSで言い始めた言葉らしいのですが、どんな意味かと言いますと、
「お風呂に入るのが面倒くさくてやめる人達」
と言うことなのだそうです
東京新聞の11/29朝刊の記事で、風呂キャンセル界隈にはセルフネグレクトが隠れているかもというのがあり、気になったのです。
ネグレクトというのは「無視する、怠る」と言う意味の言葉で、セルフネグレクトというのは自分のケアや生活に必要な行動ができずに怠り、命や健康に支障を来すような状態のことを言います。
一昔前までは、ゴミ屋敷問題に象徴される高齢者の一人暮らしに多かった問題でしたが、最近は20、30代の若者にもその兆候が増えてきていると言うのです。
セルフネグレクトは、セルフラブを大切にする自分らしく共に生きることとは真逆の状態なので、とても心が痛くなりました。
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☆背景は・・・
若者のセルフネグレクトになる背景は、経済的困窮や困っても相談できない社会的孤立や孤独にあると考えられています。
しかし、セルフネグレクトは、決して特別ではなく、離婚や大切な人との死別、ショッキングな出来事によってある日突然誰でもがなり得る状態だと思います。
認知症やうつなどの精神疾患や依存症などでも起きうることです。
私の友人や患者さんでうつ病などの精神疾患に罹患されてる方々は、体調が悪いとお風呂に入れない、体調が良くなるきっかけになるのがお風呂に入ることだと口を揃えて言います。
お風呂に入ることは、血行を良くするとか、免疫力をあげるとかだけてなく、精神面でもとても大切なことだとわかります。
ですから、セルフケア、セルフラブを日頃から意識的に行っていくことは、自分らしく生きるためにはとても大切なことだと感じています。
☆自立する社会へ
赤ちゃんの時は、食事も排泄も着替えもすべて親にやってもらわなければ生きることができません。
大人になるということは、そういう生きていくために必要なケアを自分でできるようになり、自立していくということです。
だから、自分らしく生きるためにはには自立するということが重要な要素です。
すべての人が自分らしく自立できる社会であるためには、経済的困窮がないとか、人権が大切にされる社会を目指していく必要があります。
逆に、社会が成熟して人権が大切にされる社会であれば、すべての人が自分らしく共に生きる社会が実現していると思います。
☆最後に
むかしは、銭湯は人と人の交流の場でした。
最近でも、ハラカド(東急プラザ原宿)に銭湯ができたり、銭湯を大切に考えている人もいます。
若者の経済的困窮や孤立を減らすためにも、銭湯を文化として大切にするためにも、銭湯のチケットを配布する施策があってもいいかもしれませんね。
最後までお読みくださりありがとうございました。