揺り戻しで落ち込むもったいない日曜日
夫が出張である。
自分だけのペースで、一人を満喫できる今日の日曜日。
天気もあいにくの雪模様。
おかげで、洗濯も家の中で干せる量だけしかできない。
ウォーキングにも行けない。
ふふふふ。だって、仕方ないよねえ。
こういう日は、ラッキーってことで、心を痛めずに、存分に好きなことができる。
常備菜もしっかり作っておいたから、料理もしないで済む。
本もたっぷり読める。
後回しにしてきた書類たちも、やっつけられる。
時間はたっぷりある。
なのに。
なのに、身体が動かない。
体調が悪いわけじゃない。
なのに、どうにもこうにも身体が動かない。
いや、身体ではなく、心が動かないようだ。
昨夜、久しぶりに、元同僚の人々とのお食事会があった。
私を含めて4人。
年齢は30代から60代半ばまで、さまざま。
以前は、時々会っていたメンバーである。
性格もそれぞれに全然違い、会話の内容も、それぞれに話題が異なり、
実に楽しいメンバーである。
それが、私の病気再発に続き、コロナ禍となり、何年も会えていなかった。
今も、私以外の3人は、バリバリと仕事をしている。
それぞれに、それぞれらしく、ブラッシュアップされた姿があった。
そんな様子を、職場の愚痴を交えつつも、次々と語ってくれる。
刺激的な内容に、どの話題にも聞き入ってしまう。
あ~。
すっかり、聞く側になってしまった私。
仕事を退職しただけでなく、すっかり社会的にリタイアしたような気がした。
人生なんて、人と比べるものでないのはわかってる。
私は私なりに、日々を頑張って過ごしているつもりやけど。
けど、私の頑張りって、人に伝えるほどのものではないんやなあ。
病気も受け入れて、今の生活も受け入れて、そこに以前はできなかった楽しみを見つけたり、生活をていねに取り組んでみることに、納得していたつもりやけど。
まだまだ、仕事への執着を、手放せてないんかなあ。
心って揺れるなあ。
受け入れるって、やっぱり、あきらめることなんかなあ。
揺り戻しにあった心を、どうにもこうにも自分でコントロールできない一日やった。
これからも、こうして揺れることあるんやろうなあ。
揺れるたびに、強くなっていけたらいいのに。
せめてもと、でっかい玉ねぎを丸々1個炒めてみた。
塩コショウの味付けで、むしゃむしゃと食べた。
お皿に山盛りの玉ねぎ。
挑むように完食した。
雑に炒めた玉ねぎは、シャキシャキのところもあれば、へにょっとしているところもある。
たまねぎ臭さが感じられるところもあれば、甘みが強く押し寄せるところもある。
絶賛揺り戻し中の私の気持ちは、今、心のどこの部分を感じているんやろう。
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