やっつけプレゼント選び からの～新年

もう昨年のことになってしまったけど・・・。

孫1号　孫２号へのクリスマスプレゼントを買いに行ってきた。

これが、けっこう難しい。

孫１号には本人が喜ぶもの。
まだ赤子の孫２号には、実用的でかつ他の人から「かわいい～♡」と言ってもらえるもの。

そして、ここがポイント。
育児疲れの娘を励ますために、娘も喜ぶものでなくてはならない。

娘は一緒に買い物に行くと、わたしが何度も気絶をするくらいに、時間をかけて吟味するタイプ。

わたしは、さっさと決めてしまうタイプなので、他の人以上に気絶しやすい。

なので、買い物途中に意識を取り戻すために、
何度もお茶をすることになり、
そのたびに支払いをする私の出費はかさむばかり。

そんな吟味屋の娘が喜ぶものを見つけるのは、かなり難しい。

孫のプレゼントやのに、なんでこんなに気を遣わなあかんのか・・・。

とはいえ、これまでの娘との会話を思い起こしながら、わたしなりに、必死でプレゼントを考えてみる。

そうや

あのお店のものが好きとか言うてたな

孫2号は、がっつりあのお店のものにするか
可愛いものがたくさんあったしなあ
実用性より、ここは見た目優先にしちゃうか

じゃあ、孫1号が好きなキャラクターものは違うところで買って、
でも、包装はあのお店の袋を使っちゃうか

などなど
考えに考えた数週間をへて、いよいよ購入に出かけたのである。

駐車場が狭くてややこしいお店だったので、夫に運転を依頼。

夫にとっても、可愛い孫たちのプレゼント選びなんだから、こりゃあ楽しいお出かけになるで～と、久しぶりにわくわくわく。

なのにや。

お目当てのお店につくやいなや、さっさと「これでいいやん」と決めてしまう夫。

いつもなら、あんたは店員さんか？というくらいに、いろいろな商品をおすすめしてくるのに。

しかも、２軒目のお店でラッピングしてもらってる間に、
わたしを3軒目のお店に走らせ、
要領よく買い物を終わらせようとやっきである。

これって、なんかちがう。

プレゼント選びって、もっと楽しいもんとちゃうんやろか
しかも孫たちのものやのに。
別に、わたしになんか買ってくれ～～とか言うてへんのに。

なんかちがうで。

悶々としながら、家路につく。

その途中で、お気に入りのお店で珈琲を飲むことになった。
夫の提案である。

珈琲豆を選び、温度を選び、
やっぱり美味しいなあと思いながら、珈琲を飲むわたし。

その向かいで、あくびをしまくり、ぼーっと珈琲を飲み、会話も心ここにあらずの夫。

うわっ。
こんなんやっつけやん。
やっつけの珈琲タイムやん。
せっかくの美味しい珈琲も、そそくさと飲み、さっさと帰りたそうにする夫。

そんなんやったら、珈琲なんか飲みに寄らんかったらいいのに。
そっちが言い出したんやろ。

プレゼント選びもやっつけやったのに、
珈琲もやっつけなんかい。

ぶちんぶちん

私の腹の奥の方で、なんかが切れた音がした。

あ～、そうですかそうですか。

一緒に過ごす時間を、そんな風にやっつけにしかできないんやったら、もうどこにも一緒にはいかへんからな。

疲れていて眠かったりするのはしょうがないけど、
それって自分のやりたいことを、さんざん楽しんでやってたからやんか。

買い物に行くって、約束してたやんか～～。

なんやこれ～～～～～。

なんで、そっちの都合や気分に合わせなあかんの～～～。

とこうして書いてみると、小さいことで怒ってるなあって思える。

夫にだって、心身ともにのれない時もあるだろうし。

ごちゃごちゃ言い過ぎちゃうかとも思う。

でも、
ぶちんぶちん
の時に気が付いてしまったんやなあ。

わたしって、これまで、たいして興味がないことにでも、夫のお付き合いで一緒にやったりしてきたなあ。

夫の興味ある話題に耳を傾け、それに関連するニュースがあると教えたり、一緒に調べてみたり。

生活時間も、夫のそれに合わせてきたなあ。
ご飯にお風呂、起きる時間。

それを何もおかしいことと思わずに。

決して、強制されたわけでもないし、夫はどちらかというまでもなく、かなり優しい方だし、腰も低いし、「ありがとう」「ごめんなさい」も言える人。

夫にしても、私に対して、けっこう気を使ってくれてはいる。

てことは、知らず知らずのうちに、わたしが合わせにいってたってことか。

だから、同じように合わせてくれないと、どうにも納得いかず、イライラ。

対等な関係やと、ずっと思ってきてたけど、違ったのか。

無意識のうちに、夫に合わせにいってたのか。

これってどういうことなんやろ。

子どものころからの育ちの中で、いつしか身についてたんもんなんやろか。

そうやとしたら、えらいおそろしいことやなあ。

ジェンダーについては、敏感なほうやと思ってたのに。

自分のことは、わからへんとはよく言うけど、ほんまにそうかもしれんなあ。

なんてのんきなことを言うてられへん。

あかんあかん。
ちゃんと自分を取り戻さんと。

どうしたらいいのかわからへんけど、まず手始めに、
嫌なことはしないことにする。

本当はたいして食べたくもなかったステーキ（夫の好物）を、一緒に食べに行くことをやめた。

2時間ほどかけて飲みに行く予定だったチャイ（夫の好物）屋さんに行くのもやめた。

わたしは、わたしの食べたいものを、飲みたいものを、大切にする。

合わせるばっかりなんて、もうたくさん。

そんな自分は嫌でしょうがないねん。

２０２５年は、その流れを汲んで、
〇嫌だなあって思ってたことを一つやめる
〇もうできないと思っていたことを一つ始める
ことにした。

自分のペースで、自分の気持ちに正直に、人に合わせるのではなく、自分を中心に行動してみる。

と決めてしまうと、えらいすがすがしいお正月やわ。

ちょっといつもとはちがうで。

食事の後片付けや、部屋の片づけなど、なぜか家事が楽になってるしなあ。

夫のながらスマホの時間も減ってるしなあ。

ステーキでもチャイでもなく、わたしが参加しようとしている味噌づくりのワークショップに一緒に申し込もうとしてる人がおるしなあ。

わたしが検索しているライブ情報にも関心を示してる人がおるしなあ。

お風呂の時間も、確認してくる人がおるしなあ。

おいおい、どうした。

人に合わせてたら、ぶちんぶちんとなってしまうで～～～～（笑）。