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口に出す魔力

以前、「メモの魔力」(前田裕二)という本が話題になりましたが、私が最近、とても効果的だと感じているのが、「口に出す魔力」です。

「いつか、こんなことをしたいな」
「あんな場所に行けたらいいな」
そんな未来の妄想を、最近、友人と語り合ったら、いろんなことがつながっては加速しています。

もともと妄想は好きで、未来を思い描いてはアイデアを手帳に書き留めたり、未来年表に書いたりしていました。
 
でも、最近は、この妄想を自分一人にとどめずに、友人とシェアしあうようになりました。
仕事も住まいも違うけれど、共有しあえる価値観がある友人というのが、純粋に応援しあえていいのかなと思います。
いまの私にとって、この語りの時間がほんとうにありがたいのです。
 

今回の夢シェアは、もともと、海の家でお昼ご飯を食べながら、開放的な気分で未来の夢を語り合ったのが始まりでした。
 
話すだけ話したら、まとめたくなって、次に会ったときに見てもらって・・・。という自然な流れだったのですが、その流れをフローチャートにまとめるとこんな感じになります。
 
ただ、思いつくままに理想の未来を語る

聞いてもらい、フィードバックをもらう

アイデアがさらにわいてくる

文字にして言葉を整え、記録する

言語化することで意識に定着。行動が変わる

妄想の一部が現実となり、さらに妄想が膨らむ
 
実際、この2週間ほどで、思いがけないところからありがたいお誘いをいただいたりと、いろんな変化を実感しています。
偶然の部分もあるとは思いますが、どうして変化が起きるのか、自分なりに考えてみました。
 
妄想を言葉にするためには自分の頭を使います。
口から発した言葉は、自分の耳に入ります。
 
安心して話せる相手がそこにいるだけで、言葉を出しやすくなりますし、声に出して話してみるといろんな気づきがあります。
話し終えた後には頭が整理されてすっきりしたり、新たなアイデアが浮かんできたりすることもあります。
 
自分が口にした夢に対して、目の前の人が「それはいい」「すごいね」「がんばって」と、ポジティブな反応を返してくれると嬉しくてワクワクします。
 
人によっては、「それはどんな風にやるの?」「いつまでに?」「どこで?」「誰と?」といった、思考を促進する質問をしてくれることも。
ひとりでぐるぐると思考を巡らせているよりも、何倍も意識に定着しやすくなります。
 
だから、夢を聞いてもらう相手は、ポジティブで、価値観が近くて、信じあえる関係性の人、であることが重要になります。
 
そんな風にしてやりたいことを口に出していると、目の前の人から思いがけず新たな知見をもらえることもありますし、人につないでもらえることもあります。
 
語ったことに関するチャンスが、なぜかまわりまわって別のところからやってくることもあります。
 
とても不思議なのですが、これって、自分の思いを言語化できるようになっているからこそ、別の場での発言や行動が無意識に変化しているせいだと思うのです。
 
こうして文字にしてみると、なんだかふわふわしていますね。
でも、少なくとも私の場合には、この「気軽に口に出す」があっているみたいです。
 
「気持ちが上がる景色のなかで、気分良く友人と未来を語りあってみる」
 
まずはここから。
楽しいので、機会があったら是非やってみてください。

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