体調の変化
そうしてしばらく、仕事内容に違和感や嫌悪感を感じながらも働いていました。
毎日仕事の朝は早めに電車で通勤し、会社最寄り駅のトイレで腹痛と戦う日々を送っていました。
これは仕事に対するプレッシャーや不安感による過敏性腸炎のようなものだと思います。(休職し、治療を開始してから毎朝の腹痛は治りました)
職場の人が良いから何とか続けられている仕事でしたが、一年、二年と過ごしていると徐々に同世代の仲の良い先輩、後輩の退職が続くようになりました。
私の部署にいた仕事の良くできる新卒入社組は見切りをつけてどんどん退職していくようになりました。
残った仲の良い後輩も転職を検討していると話しており、休日も仕事の愚痴の相談にのるなど気が休まらない日々を送っていました。
退職が多く続いたり、異動もあり、戦力になるテキパキと働いている人たちが徐々に減っていき、人員追加もなかなかありませんでした。
職場の空気はけして良いものだったとは言えません。少ない人員のなか、突発の当日休を取る人もいたりと…
私自身の役割が上司と後輩の板挟みの中間的立場になってからは、後輩のフォロー、自分自身も前線で戦力に、これ以上後輩が退職しないように自分自身も仕事が嫌で嫌で仕方ないけれどもっともっと頑張らなきゃ。後輩たちに優しくしたいし助けたいけど余裕がなくて、申し訳ないきもちと、頑張りたいけど頑張れない。と心が悲鳴を上げているのに気付きながらも働いていました。
そのうち、自分自身の感情がコントロールできなくなり、職場で涙が止まらなくなったり。
職場で過呼吸発作を起こしたりするようになりました。
このときには既に、職場の医務室職員に心療内科の受診を勧められていました。
しかしながら…
母親や姉の経験から心療内科を受診することに抵抗があり、断ってしまいました。
この時、心療内科を受診していたら…今ほど治療が長引くことはなかったかもしれない。と少し後悔しています。