『バナナの魅力を100文字で伝えてください-誰でも身につく36の伝わる法則』レビュー

本の情報

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則

要約

伝わるの基本

「伝える量」と「伝える質」を分けて考える
「伝える不足」→量の問題
「伝え方下手」→質の問題

「伝わる」の7階建て構造

1階:ゴール設定(会話はなんのために)
2階:納得感(理解する、腑に落ちる)
3階:相手ベース
4階:見える化(相手の頭にイメージをさせる)
5階:聞く力
6階:親近感(共通点、興味を示す、適切な自己開示、笑顔)
7階:信頼感(誠実さ、スキル・能力、結果・成果、意義、モラル、関心)

伝わる技術

①比較の法則
②フリオチの法則(引き算/ギャップ、足し算/要素を膨らませる)
③ファクトとメンタルの法則(事実と感情をバランスよく表現)
④脳内チューニングの法則(ゴール共有→質問→お互い頭の中を見える化)
⑤言い換えの法則(嫌い→多様性 失敗→課題 老化→進化)
⑥たとえの法則
⑦ネーミングの法則
 ・伝えたい相手の「自分ごと」になるように
 ・「新しい発見、気づき」と「共感」を入れる
 ・「キーワード」を入れる
 ・意味がわかりやすく伝わりやすい
 ・テンポ&リズムがいい
 ・コンパクト
 ・少しベタ
 ・流行りの言葉などとかけ合わせる
 ・魅力をまとめてみる
 ・たとえる
 ・頭文字などを使って造語にする
⑧間の法則
⑨数字の法則
⑩読点の法則
⑪外部力の法則
⑫相手メリットの法則
⑬3つのグッドの法則(自分グッド、あなたグッド、社会グッド)
⑭文脈の法則
⑮結論の伝え方
⑯本能の言語化

伝えるのが面倒な人への対策

「すぐ否定する人」→ゴールを確認した上、話題を変える
「話が通じない人」→時間の無駄と判断したらコミュニケーションを諦める
「重箱の隅をつつく人」→ゴールの再確認(本質から離れる話題を止める)
「話が広がらない人」→質問力を上げる(広めるではなく、深める)
「話かけにくい人」→研究者視点

感想

サクサクと読める本でした。
普段読書に慣れていない人でも気軽に読み終わるのが一番の感想。

言っていることは良くある話ではあるので、特別な何かを求めるならがっかりするかもしれない。ただ、「伝わる」自体は本来守るべきものがごくシンプルだと思っているので、個人的には文句なし。

特にゴール設定、相手ベース、見える化あたりは、社会人でたくさん会議を参加していく中で、最も重要だと実感している。
(本当にゴールがない会話が嫌いで苦手。。。。)

最近、転職でまた現場レイヤーに戻ったので、ついつい「伝わる」を忘れてしまうシーンが出てくるんだけど、(というのも、必要なシーンがへってしまったんだけど)。 
重要なのも〇〇法則とかではなく、常に伝えようとして伝わるようにしたい心なので、忘れそうになるときに、このnoteを見返すわー。笑


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