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ポテト・パンケーキ(Latkes)
12月になると、アメリカはどこもかしこもクリスマスのデコレーションでキラキラ。
でも12月の末にお祝いするのはクリスマスだけじゃないですよね。
ユダヤ教の信者たちにとっては、ハヌカ(Chanukah)のお祭りの時期です。
ハヌカのお祝い、知らない方もおられるかも。興味ある方は、こちらの日本イスラエル親善協会のページへ。
ニューヨークシティにはユダヤ系の移民が多く集まり、現在では、ニューヨーク市は世界最大のユダヤ系住民を抱える都市とか。
なので、この時期のニューヨークでは、豪華なクリスマスツリーだけじゃなくて、メノーラー(Menorah)と呼ばれる9本のろうそくを立てる燭台が至る所に登場します。わたしがかつて住んでいたマンハッタンのアパートビルのロビーにも、毎年クリスマスツリーと一緒に、メノーラーも飾られていました。
ハヌカの初日から一本一本ろうそくを燭台に足してゆき、ハヌカの最終日にはメノーラーすべてにろうそくがともる。(写真は、NYブルックリンのグランドアーミープラザにある世界最大のメノーラー。ソースはこちら。)
2019年は12月22日から12月30日までの8日間がハヌカを祝う日だそうです。
ということで、ハヌカなので、ユダヤ系移民がアメリカで広めた最高においしい食べ物、ポテトパンケーキを今朝は作ることにしました!
ポテトパンケーキというのは通称で、本当の名前は、ラトカ(Latkes、アメリカではラトキスと発音)といいます。
材料
* じゃがいも (ラセットポテト 2個つかいました)
* タマネギ (スイートオニオン、小さ目1個つかいました)
* 卵 2個
* 小麦粉(あるいはポテトスターチでもよし) 大さじ2&1/2
* 塩 小さじ 1ぐらい
* コショウ 小さじ 1/2ぐらい
* ガーリックパウダー 小さじ 1/2~1ぐらい
* 揚げるためのオイル(サラダ油など)
* サワークリーム(付け合わせ、適量)
* アップルソース(付け合わせ、適量)
* グリーンオニオン、チャイブなど、あれば適量
* フードプロセッサー を使います。(でも使わないなら、チーズ・グレーターを使っておろすか、包丁で頑張って手で細い千切りにしてもいいです。)
※チーズ・グレーター Cheese Grater は、こんなやつ。おろし金。
1. 玉ねぎと芋の皮を剥き、千切りにする
じゃがいもの皮を剥き・・・
フードプロセッサー使ってシュレッドすると、芋2個、10秒で終了。
玉ねぎも同様にシュレッド。2秒。
2. 千切りになった芋と玉ねぎを布巾に包んで水切りする
ここ、重要です。ぎゅううう、と、かなり力篭めて布巾をねじって絞り、芋と玉ねぎから出る水気を切ってください。
3. 水気を切った芋と玉ねぎを他の材料と混ぜる
よく水気を切ったらボウルに入れ、卵・小麦粉・塩・胡椒・ガーリックパウダーを入れて、ヘラでよく混ぜます。
よく混ざった状態。
ガーリックパウダーを少量加えると、噛んだときにガーリックの風味がひろがって美味しいので、おススメです。
4. 油を多めにフライパンに注ぎ両面をカリッと焼く
油の温度が重要です! 低すぎるとできあがりが脂っぽくなり、高すぎると中まで熱が通る前に焦げます。中火で適温を保ってください!
この写真より、もう少し油を入れてもいいです。
平たくして、両面がきれいにキツネ色になるまで、焼きます。
焼きながら、すでに、おいしそうである!
熱が通ったら、ペーパータオルに載せて、油を良く切ります。
お皿に並べ、アップルソースとサワークリームを添えて、熱々のうちに召し上がれ!
スカリオンやチャイブのような香味野菜があればみじん切りにして散らすとおいしいです。(今日はなかったので使ってません)
カリカリっとした食感。塩加減もちょうどよく、冷たいアップルソースやサワークリームと、めっちゃ合う!美味しーい!!
付録:アップルソース
市販されてるアップルソースもいいですが、リンゴとレモンがあれば、こちらもフードプロセッサーで簡単に作れます。おろし金ですりおろしても同じ。
ズー君はリンゴが大好物で、張り付いていますw 「皮でいいからくれ」
りんご2個に対し、レモン汁半個分を絞ります。それだけ。
わたしは市販のアップルソースより、「ちょっと粗目」の食感が好みなので、パルスで様子を見ながら作ります。
参考にしたレシピ
この動画が、油の適量や、グレーターを使って芋やタマネギをおろすところ、布巾で絞るところなどの手順がわかりやすいです。
ガーリックパウダーを入れるのは、このレシピからヒントを得ました。