【スコープ】コロナ禍でお風呂をさぼってしまう人は約3人に1人 2021年大正製薬調べ
コロナ禍でお風呂をさぼってしまう人は約3人に1人-
製薬大手の大正製薬が全国の20~60歳代の女性1000人を対象に、コロナ禍における頭髪・頭皮のケアに関する調査を実施したところこんな実態が浮き彫りとなった。今回の調査では、さぼりがちなヘアケア習慣や、実際に女性が行っている日々のヘアケアについて調査したところ、約3人に1人が「お風呂をさぼることがある」と回答したという。毎日のお風呂をさぼってしまう要因は「めんどくさいとき」が第1位で56.1%、「翌日、外出しない・人に会わないとき」が43.9%、「汗をかいていないとき」が37.4%と続いた。同社ではコロナ禍で外出の機会が減っていることも、お風呂をさぼる要因の一つになっていると分析している。
また、「やってはいけないと思いつつ、実はさぼってしまっているヘアケア習慣はありますか」と聞いたところ、「髪の毛が濡れた状態(タオルを巻いたまま)で放置、その後ドライヤー」が39.4%、「ドライヤーを使わず、自然乾燥」が33.3%、「夜髪の毛を洗わずに寝てしまう」20.2%と続いた。さぼってしまっているヘアケア習慣は「髪の毛が濡れた状態で放置」がトップで、2位は「自然乾燥」、3位が「夜髪の毛を洗わずに寝てしまう」だった。
「どのような頭髪(髪の毛)のケアをしていますか」(複数回答)との問いに対しては、「美容室でのカットやカラー」が53.4%、「トリートメント」が51.2%、「洗い流さないトリートメント」が42.1%の順で回答。一方で、「どのような頭皮のケアをしていますか」(複数回答)と質問したところ、「何もしていない」との回答が51.8%と半数を超えた。頭髪(髪の毛)のお手入れはほとんどの女性が実践している一方で、頭皮ケアは約5割にとどまるという実態が浮かび上がった。
今回の調査結果を踏まえ、同社は「頭皮は外出していなくても、一日で自分が思っている以上に汚れがたまっている。皮脂やほこりなどは家の中でも溜まり、頭皮の汚れは薄毛、毛穴詰まり、ニオイ、ベタつきなどの原因にもなっており、毎日ケアをしてほしい」と呼び掛けている。