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【気になる商品】昆虫の「かいこ」を原料としたパン・洋菓子を発売 敷島製パン

 製パン大手の敷島製パン(Pasco)は17日、昆虫の「かいこ」を原材料に使ったパン「クロワッサン」と洋菓子「マドレーヌ」を同社のオンラインショップで発売した。「かいこ」を原材料に使った商品は「まゆの便り」シリーズとして展開する。同社は未来の食を考えるプロジェクト「未来食Labo」を推進しており、なかでも未来の食の救世主と期待される“昆虫食”に注目している。2020年12月には食用コオロギパウダーを使用した食品ブランド「Korogi Cafe(コオロギカフェ)」を立ち上げており、「まゆの便り」は昆虫食シリーズの第2弾となる。同社は「『まゆの便り』を通じて、これまでの食生活や、未来の食を考えるきっかけになれば」としている。

食用蚕パウダーを使った「クロワッサン」(左)と「マドレーヌ」

 美しい絹を生み出すことで知られる「かいこ」は昔も今も各地で食べられ、人々の食生活に根付いている。同社は日本の食文化を未来に残したいと考え、「かいこ」を原料とする食品を商品化することにした。「まゆの便り」は、「かいこ」を原料とする食品「SILKFOOD(シルクフード)」を展開するエリー(東京都中野区)の食用蚕パウダーを使用した。シルクフードの原材料となる「かいこ」は植物性タンパク質よりも必須アミノ酸を豊富に含んだ良質なタンパク源で、このほかにもビタミン、ミネラル、オメガ3系脂肪酸、葉酸などの栄養素が62種類も含まれている。ナッツのような風味や旨味があるという。

食用蚕パウダー

 「まゆの便り」シリーズは「まゆの便りのくろわっさん 2個入 5袋セット」(2592円)、「まゆの便りのまどれーぬ 6個入」(2592円)、「まゆの便りの結びセット」(2916円)の3種類(いずれも税込・送料込)を用意した。

「まゆの便りの結びセット」

https://www.pascoshop.com/Page/LP/mayu/


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