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【スコープ】歯は毎日磨くけど、“舌みがき”の習慣は… ライオン調査

歯は毎日磨くけど、舌をみがく習慣は根付いていない―

 日用品大手のライオンがこのほど“舌みがき”の実施状況について調査したところ、こんな実態が浮かび上がった。同調査によると、毎日舌みがきを行っている人は全体の約3割にとどまったという。舌に付着する白い苔状の舌苔(ぜったい)は、細菌やはがれ落ちた舌の粘膜、食べかすなどからできており、口臭の原因とされている。さらに、口腔内の細菌の出す酵素(プロテアーゼ)はインフルエンザなどの感染症に関与しているとされる。コロナ禍で感染予防のためにマスクを着用する時間が増えたため、口腔内の乾燥が進むなど舌苔が増えやすい環境になっていると予想される。ライオンでは新しい生活様式におけるオーラルケア習慣として、舌みがきを行うよう提案している。

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毎日のオーラルケア行動実態

 同調査では、「毎日歯を磨く人」は96.4%とほぼ100%の回答を得たものの、「毎日舌を清掃する人」の割合は29.9%だった。舌苔が増えやすくなる原因として、コロナ禍でマスクの着用による口の乾燥、在宅勤務など行動制限によるストレスの増加、人と話す機会の減少の3つを挙げている。コロナ禍の影響で、舌苔の増加が予想されるが、舌苔のケアを習慣化している人は少なかった。ライオンは舌みがきについて「1日1回で十分。強い力で行わない、やりすぎないことが大切」としている。

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舌苔が増える原因

 同調査は16~79歳の男女2084人を対象に、2021年3月中旬にインターネットを活用して実施した。


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