息子に保育園に行ってもらうために取引してた話。
コロナ対策のストレスでますます保育園が嫌になった息子。
それでも、保育園になんとか通えるように私は息子と「取引」を始めた。
こちらの続きですが、この記事だけでも読めると思います。
スーパーに買い物に行った時に、
「呪術廻戦のシールがついたウエハースを買うから保育園に行って」と。
シール付きのお菓子という「報酬」で「保育園に行く」という行動を促そうとしたのだ。
お菓子を買う時は「行く」というけど、
やはり毎日保育園に行く時は嫌がる。
シールが欲しいからその場では「行く」といってるだけだ。
とうとう朝、保育園の玄関で別れる時に泣くようになった。
お菓子を一個買っていたのが、「二個!」「三個!!」と息子の要求が増していった。
私も、息子にストレスを強いている負い目があったので二、三個買ったりもした。
この取引は本当に意味のない、生産性のない、違和感しかない取引だと、
やってる最中から思っていた。
普段は息子にこういった取引はしないようにできるだけ気をつけていた。こういった取引で釣られるな、と息子に言っていた。
「やりたくないこと」を「関係のない報酬」をぶら下げてやるのは良いことない。
これは私の体験に基づいている。
なんで、それでもこんな間違った取引をしていたかというと、
全ては私の思い込みだった。
「当たり前に保育園に行くもの」と思っていたので、
行かない選択が自分の中になかった。
とにかく、
「行ってもらわねば」と思っていた。
卒園まであと二ヶ月だったし。
保育園にも、
柔軟に対応してもらいたいと意見を伝えていたが、
感染対策が絶対の保育園とは並行線だった。
いろいろ納得できなかった。
話した時に、
「子供のマスクに意味がないのはよく分かってる」と園長自身が言っていたのだ。
意味ないのにどうして??
園長から出た言葉は
「クラスターで非難されるのが怖い」だった。
その気持ちは理解できる。
何かあって非難されたくないし、対応するのも大変だし。
園長にとっては本当に恐怖だったろう。
ただ、
私としては「自分が非難されるのが怖いから」という自己保身を中心におく姿勢が、もう信頼できないと感じた。
「子供の心身の健やかな成長」を中心において欲しかった。
園長の気持ちが理解できるからといって、
こっちも引き下がるわけにはいかない。
「一体どうしたらいいんだろう」と毎日感じて、考えていた。
保育園に対してはすっごい腹がたったし
息子に対してはとにもかくにも
「嫌なのはわかるけど私の仕事のために行ってちょうだい〜」って思っていた。
卒園まであと一ヶ月。
あと少し…、なんとか…。
そんな時、インスピレーションが降りてきた。
(私はインスピレーションで人生を心地よく作っていく取り組みをしている)
保育園行くのやめたらいいんだ〜。
心と体が一気に軽くなった瞬間だった。
つづく。