佐野藤右衛門著「京の桜」
おはよねさんの
「みどりとよつばのポエムアート展」
を出た後。
一階の図書コーナーで見つけた、
佐野藤右衛門著「京の桜」。
人様の本なので、1部分を感想のみで失礼します。
円山公園 枝垂桜
72頁から75頁付近の話は、
とても刺さりました。
枯れてしまった枝垂桜。
先代 佐野藤右衛門さんは、
土を入れ替え落ち着かせた後に、
枯れる前に分け育てていた
3本の若木を移植。
2本は育たず、1本だけは無事成長。
しかし、花を咲かすまでには10年の月日が。
移植して5年目くらいから始まった、
人々からの咲かないことに対する批判。
自分のしたいように進めたい人の心は、
いつの世も変わらない。
周りの期待、落胆が大きかった分、
受け止める側はとても大変だったと思います。
合わせて観た、枝垂桜の数々の写真の中。
一番美しいと感じたのは、雪を被り
堪え忍ぶかのような姿。
先代 佐野藤右衛門氏の姿を重ねたからかもしれません。