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都合から生まれるルールが全てを歪める

こんちは、ぐっさんです。

今日はルールはシンプルであるべきだなという話です。

スポーツ・ボードゲーム・ビデオゲームなど様々な競技に必ず「ルール」が存在します。ボールをゴールに入れた回数が多い方が勝ちとか、相手のリーダー格の駒を取ったら勝ちとか、極めて最終着地点はわかりやすいです。

そして、その着地点の前にも制約があります。足しか使っちゃいけないとか、駒には決められた動きとかです。

なので基本的なルールというのは、

  • 最終的な目標を定めるルール

  • そのゴールを達成するための手段を定めるルール

の二つがあります。

ルールは、常にその競技の参加者に対して平等に振る舞われなければなりません。逆にルールに非対称性があり、不平等な振る舞いをされると競技そのものの健全性が失われます。つまり、重要なのはルールの透明性があることです。

例えば、雀魂という麻雀ゲームがあります。通常のリアル麻雀であれば、基本的にはランダムに配られ、ユーザーは麻雀という競技を楽しみます。ここにチョンボ(いわゆるズル)があった際には話は別ですが、牌の振る舞いに非対称性はありません。

雀魂は、オンラインゲームであり、運用主体が存在する営利企業ですからお金を稼がなければなりません。なので雀魂にはユーザーの使うキャラクターを変えられたり、コスチュームを変えたり、リー棒を変えられたりと、他のユーザーと違った自分を見せることができます。

一応この雀魂の課金システムによって牌の振る舞いが変わるということはない(はず)ですが、ユーザーは基本的には勘ぐります。企業としては有料ユーザーよりも無料ユーザーの方が大事にしたいはずだから、有料ユーザーの方が手牌が良くなってるんじゃないか?と。

中身がブラックボックス化されてる分、そういう邪念が生まれるのは明白です。

この現象は、ゲームをする上で別のステークホルダーが現れたからです。正確に言うと、ゲームとは別にマネータイズをしなければならないというルールが入ったことによる歪みです。これはプロバイダーの都合で、本来の競技の本筋ではありません。

これは競技以外の分野においても同じことが起こります。
例えばSNSやプラットーフォームは、もはや数を競うというゲームになっており、それぞれが自分の面白いと思うコンテンツや内容を発信します。しかし、その発信は各社のプラットフォームをベースにしており、彼らが伸ばしたいコンテンツは時に変わります。そうするとアルゴリズムが変わり、一部非表示にされたりして、発信者の意向には反しています。しかし、プラットフォームというものをベースに考えれば、そのプラットフォームを盤上に戦ってるなら受け入れろともなりそうです。

しかし、逆に言えば、これはユーザーの中で考えているゲームのルールがプラットフォームに依存していることを意味しており、発信者のゲームルールとは違います。(発信者は自分が一番のアテンションを集めることに目標がある)

一部の都合でルールを歪めると、何かが得をして何かが損をしてそれがループして、ゲームは面白くなくなり離反します。

お前の都合でルールを変えるな!

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