新たな自分がほしいなら脳の"ツッコミ"を入れてみては
自分がバカにしていた対象が、自分にとってとても有り難いモノだったりする。
そんな体験はありませんか。
ボクはありまくりなのです。
電脳コイルというアニメはご存知でしょうか。
NHK教育テレビが2007年に放映したアニメです。
「電脳メガネ」をかけると、現実には無いバーチャルなペットや世界が、現実の世界に重なって見える。
いまではスマホで日常の一部にもなっている「カメラエフェクト(顔に猫耳がついたり)」や「ポケモンGO(ポケモンキャラがリアル世界に映ったり)」と同じ世界観の未来が、スマホが普及する前の2007年にアニメで見事に表現されてます。
我がネ申はアニメ好きで、この電脳コイルもリアタイで観ていたのですが、その様子を眺めていたボクは
「またなんだか子供じみたアヤシげなアニメみてる」とバカにしていました😅。
ネ申「はぁ？オマエ、ITの世界にいるんだろ？？これが未来だぞ！ちゃんと観とけ！」
と有り難くお叱りを頂いて、半信半疑で観始めたら、ネ申を超えるファンとなり、震えるほど感動し時に号泣をしたり、監督にまで会いに行かせて頂くほどの大ファンの作品となりました。
そして、電脳コイルで描かれていた世界観は20年ほどかけて（今現在も）実現しつつあります。つまり、予言的な内容を含むアニメでもあったわけです。
このように、「バカバカしい」と感じた対象が、実は自分に大いなる学びや刺激をあたえるものであった。
僕は有り難いことに、そんな体験を多く頂いてます。
だいたい、ネ申のおかげなのですが😅🙏。アリガタヤー🙏
「呪術廻戦」も同じような経緯ですっかりハマり、なんて仏教含めた哲学思想が詰まった作品なのかと感動している次第です。
さてはて、何が申し上げたいかと言うと、人は実に「偏見に溢れている」ものということです。
そして、「自覚してない偏見」に気をつけてないと、自分の新たな可能性を自分で閉じてしまいがちなのでは、ということです。
以前も「自覚していない偏見」が人間関係に摩擦をおこしやすい、というお話を以前もお話させて頂いております。
時に「そんなの意味がない」「くだらない」と即座に反応してしまっている対象にこそ
自分の無意識の脳が起こした「偏見」フィルターが大いにかかっているかもしれません。
無意識の脳は、これまでの自分の経験や学びを元に、物事をシンプルに解釈しようと働いてくれるものですが、だからこそ、即座に否定しがちなものにこそ、今まで気づけてない経験や学びが潜んでいるかもしれません。
そして、ふだん自分が即座に起こしている「イケてる」「イケてない」といった判断にあまり意識を払わずにいると、脳はどんどん硬直化して、あらたなヒントに気が付きにくくなっていくかもしれません。
つまり、同じ考えや価値観に固執して、柔軟な考えを持ちにくくなるかもしれません。
それは、限られた価値観の人としか接することができなくなり、人間関係が狭くなっていくばかりか、自分の知識や技術といった新たな可能性を広げていくことをも邪魔するかもしれません。
新たな生き方の可能性や、新たな能力や気付きを見つけたいときほど、ふだん「これは違う」とすぐに頭にうかぶ判断に「ほんまかいな」とツッコミをいれてみると、無意識下で自動運転している「判断回路」とは違う回路を働かせて、脳に新たな回路が育っていくかもしれません。
それは、様々なルートをもった、柔軟で想像力も豊かな脳になるとも言えることかもしれません。
ほんまかいな！！
そうして、自分にツッコミを入れて疑問をもつことが、自分が無意識に起こしているかもしれない解釈に、新たな解釈の可能性を与えてくれるのかもしれません。
そして、それは新たな人間関係を育ててくれて、幸せも得やすい生き方になるのかもしれません。
なんでやねん！！
だって、それが、生き延びるべく「経験を元に即座に判断する」進化を遂げた、脳の(意識のうまれる)構造なのだから。
ブッダは2500年前に、科学もない時代にその事実を感じ取り、下記のような言葉を残したのでしょう。
諸々の事物に対する執著を執著であると確かに知って、諸々の偏見における（過誤を）見て、固執することなく、省察しつつ内心の安らぎをわたくしは見た。
偏った見方(偏見)を、そうと自覚せず「正しい」と囚われうる自分の過ちを見て、囚われずに、自分自身を観察できれば、おだやかな心を手に入れられる。と。
知らんけど！！！
ということで、今日もお付き合いくださり、有難うございました。
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