一重でもいいのっ!
私は一重。
両親は綺麗なぱっちり二重なのに、
私と弟はきれ〜いに一重な目をしている
高校2年生の生物の自習中
DNAの内容だったから先生に聞いたりもした。
私「両親は二重なのに弟と私はどうして一重なんですか?(知らん)」
先生は黒板に変な図を書き出して、こう言う
先生「遺伝(DNA)は親から全部貰えるとは限らないんだよ…たまたま、貰えなかったのがその部分なのかな笑。だけど将来二重になりそうな目だけどね!」
少し励ましな言葉も入れつつ教えてくれた
授業中に質問したから、友達にも気を使わせちゃったのかな…
その日の帰り道
Aちゃん「私は一重の子可愛いと思うよ!」
Bちゃん「私も!だって、Aの推し(韓国アイドル)も一重で可愛いもんね!」
「そう…?ありがとう、笑」
でも私の心の中は
「あんた達、ぱっちり二重に言われると嫌味にしか聞こえんわ…」と不貞腐れていた
可愛い有名人とか友達とかは殆ど二重の子ばかりでずっとずっと羨ましくて「埋没したい」と真剣に悩む程、一重はコンプレックスだった。
高校に入ってから少しずつメイクに興味を持ち始め、放課後では友達によく教えてもらっていた
アイメイクをする時にこう言われる
「一重だからやりやすい!笑」
きっとそういう冗談のノリで言ったんだろうと今は真に受けずにいれるけど言われた当時の私は一重をすごく気にしていたからと〜ても傷ついた!笑
いつからだっけ、そこから一重がより嫌になって
アイプチをやり始めたんだよね。
色んな種類のアイプチを買っては試す
でも、気づいたら剥がれ落ちていてアイメイクはボロボロに。
私より重い瞼の人でもぱっちり二重になるアイプチ使ってるのにどうして私はできないの…って凄い病んだ時もあった
上手く行った日はよく自撮りして友達に見せてたっけ笑
それでも時間が経てば剥がれ落ちていくから
剥がれたらまた塗っての繰り返し
自分の気持ちもアイプチをする作業も忙しくて大変だった
アイプチって一時的に糊で二重にする道具なだけであって
目を瞑ると糊とまつ毛がくっついて化物になるし、
アイプチをしてからも「この閏、半目になってるよ〜笑」って笑われたこともあったのよね〜。
でもありのままの自分の目を受けいることもせず、
ずっと偽りの二重を続けていた
きっと私は世間の良・悪の意見を気にして
「一重は良くない、可愛くない」て思うようになったのかもしれない
流石に我慢の限界が来て、母親と二人っきりの時間に「埋没手術をしたい!!」とおねだりをした
遺伝をもらった本人だし、お金は高いし、、
「絶対怒られるかな〜…」なんてそわそわしたよ
勿論母からは許可は降りなかった
やっぱりな‥と思ってた矢先、私の目を褒めてくれた。
今すぐは駄目だけど将来はいいんじゃない?
ただ、閏が閏じゃなくなる目は寂しい。
そのままで十分可愛い
って。
ちょっと照れつつ、反抗したい気持ちもあったけど
納得した部分もあった。
時は流れ、就活の面接の日にはアイプチをする余裕もなくて一重メイクをして行った
採用通知をもらっていざ、入社初日!の朝。
考えた。
面接で一重で行ったのに今日からアイプチをしていったら必ず落ちてボロボロになるしやり直しする時間もないプラス朝は時間がないと。
そう、本当に仕方なくその日から一重で出勤し始めた
気づいたら友達と遊ぶ日も、彼と初めてあった日もずっと一重で過ごしていた
時が流れるにつれてあまり一重に抵抗が無くなっていく
そして今も一重で自分に合ったメイクをして
楽しんでる
目を瞑っても化物にはならないし、メイク治しもメイク落としも楽になった
気持ちも。
「気づいたら」というよりも周りの人が私の一重の目を褒めてくれた事が一番だったな
余談&惚気になるけど、彼氏に付き合う前の二重の私と一重の私どっちがいいか聞いてみた
「(写真を送信)ぶっっちゃけどっちが好き?」
なんと面倒くさい女ですこと…
彼氏「二重の閏ちゃんも可愛いけど俺は一重かな〜」
私「どうしてどうして!?」
彼氏「俺が好きになったのはこっちだもん(一重)」
死にました。聞いてよかったと思います。
だから彼の前でも一重でいることに嫌という気持ちは一切ないのだ!
友達にも一重のほうが目が丸くて可愛い!って言われることも増えたしそれが二重の子でも嫌味と思わない
褒めてくれる言葉が私にとってすごくプラスになるから。
コンプレックスって自分にしか分からない問題だよね。
私は埋没、整形を否定しない
自分の為に可愛くなる為の努力だと思うからね。
アイプチが良く落ちる理由はきっと
「お前は一重のまんまでいいんだよ」
って瞼が(背中を)押してくれてたのかもしれないね〜✨
私はきっと一重が合う顔つきだし、二重の時より顔を褒めてもらえる事が増えた!
私の目は一重でもいいのっ!