きもちいところを探すために舌ピあけた


今年の5月、自分で舌ピアスを開けた。

予想の5倍痛かったけど頑張ってニードルを貫通させ、ピアスを通した。

自分の中の「キモイ」感情の処理が上手くないから、痛みに逃げている。小さい時からそうだった。ストレスが溜まると口の中の粘膜を噛んで剥がした。剥がした皮はそのまま食べた。噛み始めたら止まらないから常に口の中はズタズタで、トマトとかとんかつソースが滲みてすごく痛かった。今でもたまに噛み、剥がし、食べてしまう。高校1年生のとき、ついに唾液腺の部分まで噛みちぎって粘膜嚢胞になり、手術をして取った。ジリジリと皮膚の焼ける臭いと音は、まだ脳の奥の記憶に留まっている。

同じくらいの頃からリストカットにハマった。

そのリストカットを、はじめは刃物を使わずに実行した。

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