こんにちは、と急にでてくるアイツ
自分でまたか、と呆れてしまうことが起こった。
昨日まで丁寧にご飯やお菓子を作り、買ってきたばかりのコーヒーを
ドリップで入れて過ごしていたのに、今日はラーメンが食べたくなった。
いや、ラーメンが食べたいことは別に普通だと思うが、
とりあえず、もうすぐ食べたい。茹でている時間がもったいないぐらい
すぐ食べたい。そんな急にでてきたアイツに戦いながら、とてつもなく雑なラーメンができた。
私は食べることが大好きだ。食べに行くことも好きだし、自分で食べたいものを作ることも大好きだ。調味料をたくさん使って複雑な味にしたり、手間がかかる料理も好きだ。お菓子は買ってくるよりコスパがよく、自分で甘さも調整できるからよく作っている。
なのに、なのにだ。
なぜそういった一つ一つを丁寧にゆっくりと過ごした翌日に、無償にそれまでと360度も違う食事法がでてくるのだろうか??
ちなみにこのラーメン、家にインスタントラーメンと生めんがストックされているのだが、「インスタントは簡単すぎるな。。」という意味不明な昨日の自分に罪悪感がでて、生めんを選んだ。それすらもなんの罪悪感がよくわからない。
まぁとりあえず麺を茹でて、冷蔵庫にある残り物のナムルをぶち込み、スープを作るのはめんどくさかったので、焼き肉のタレで食した。
うまっ、まじうまっ!!!!!
なぜ、なぜ、焼き肉のタレはあんなにおいしいのか、万能なのか。
濃い味付けで絶対にあとから喉が渇くのに、大体の食べ物にあってしまうのか。こちらが色々な調味料を駆使して作り上げた食事を、あのタラっと落としただけで糸も簡単にやっぱりおいしいな。とそれらの上をいってしまう。
私には度々、こういったことが起こる。
翌日まで丁寧に丁寧に料理をし、自分の胃に対しても負担をなるべく避けた食事をしたりしているのに、急にアイツがこんにちは。と出てきて自分と料理に対して雑になってしまう。
よく「たまにはいいじゃない」という言葉があるが、あれは自分がそうしたいと思った時の行動であれば、自分でも許せる。だが、こう急にでてきて今までの暮らしをなかったことにしてしまうようなアイツに、私はいつも自分自身に絶望してしまう。
ただ、そんな私を正当化するような救いの言葉がある(誰かがいった言葉だったかな?)
『美味しいものを自由に食べれる時代に万歳』
この言葉を毎回口にすると自分が許せて、明日からまた丁寧な生活に戻ることができる魔法の言葉だ。
あとは、アイツの急な訪問にだれか名前をつけてくれたら、私も「お、よく来たね、いつぶり?」ぐらいの挨拶はできるのになぁと思う日々である。
まぁそんな感じで雑ですが、今日は終わりたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
またアイツがこんにちは。と出現したらその時に書きたいと思います。