【読書録】フリーズする脳 築山節
まさに最近頭がフリーズしていてヤバいな…と感じたため手に取った本。
・「理解する」「考えをまとめる」「相手の思考や感情を読む」「感情を抑える」といった高次脳機能の働きを司る前頭葉。前頭葉の機能が低下してくると、話や行動が「反射的・パターン的」になります。
・例えば奥さんがなんでもやってくれるような、出来上がりすぎている環境にいると危ないです。最近はスマホやパソコンが、人間が今までやっていた仕事を全てやってくれるようになっていて、ボケる人が増えているみたいです。また、プログラマーやSEのような一日中パソコンを見ているような職業についている人は更にボケリスクが高まります。
・ボケ症状の患者さんが治るときは身振り手振りが大きくなり、はっきり話すようになるようです。また、視線が一か所で止まるのではなくあちらこちらに動くようになるようです。
脳の使い方を変える意識を持てば、どんなに脳のフリーズが進んでいる人であっても脳を若返させることは可能なようです。具体策として、散歩と音読を推奨しておられました。
散歩は、全身の筋肉をバランスよく使いますし、平坦な画面ではなく立体の風景をキョロキョロ見渡しながら歩くことによって脳が活性化するんだとか。
新聞コラムを書き写す→音読→中に出てきた単語をなるべくたくさん思い出すというトレーニングを続けるといいようです。
・活動はマルチにしておくといいようです。というのも、一つに絞ってしまうと、どんどん活動量が下がってしまうんだとか。苦手なことからは逃げちゃダメみたいです。忙しい環境に身を置くことで、「基本回転数」が上がるんだそうです。
・前頭葉の働きが低いと感情に動かされやすく、衝動的な行動をとってしまう。まさに負のループですね。
毎日家と学校の往復で、人とあまり会話せず、スマホとパソコンばかり見ている…まさにフリーズ脳の条件が揃っている生活を長年続けていることに気づきました。ネット依存から抜け出すには、ネットサーフィンを始める最初の段階を取り払うのが良いようですが、それができたら苦労しないよ…毎日散歩と音読は続けようと思う。
おまけ:没になった見出し画像