“-所さん!事件ですよ-”の取材
少しずつ春の気配が近寄ってきましたね。
花粉症の方には憂鬱な季節です。
私は毎年、怪しいなと思いながら過ごしています。
2・3年前のアレルギー検査では少し反応が出ていましたが、どちらかというとホコリや寒暖差に弱いです。
ホームページ等で予告しておりましたが
15日夜23時から-所さん!事件ですよ-で当院が紹介されました!
取材は11月末に1日かけて行われ、多くの患者様やご家族様にご協力いただきました。この場を借りまして再度お礼申し上げます。
今思い返すとその日は妙な緊張感でクリニック全体が覆われていました。
卒業された赤ちゃんのお母様には長時間インタビューに答えていただきましたが、視聴者の不安を煽ってしまうとのことで、丸々カットされていて放送基準は難しいですね。
ただ“歪んでいる気がするけれど、どうなんだろう”、“このまま様子をみていて大丈夫だろうか”と不安を抱えながら過ごされているご家族も沢山いらっしゃる事が現実としてあります。
更に、受診したら治療しなくてはいけなくなるのでは、と受診を躊躇されることもあるとお聞きしています。
当院はお蔭様で2月に開院から1年が経ち、約1,000人(正常から最重症まで様々)の方が受診されました。その内治療を選択された方は約400人です。
診断結果でより良い治療方針をご相談しています。この1年、嬉しい事、大変な事、色々とありましたが、これからもご家族様の不安に寄り添って、お子様のより良い未来のためにお手伝いできれば嬉しく思います。
ところで、撮影時は私も考えられるリスクについて長々と説明しましたが、放送では“発育に影響がある可能性について説明している”とまとめられていました。
正確には、
“発育”ではなく、神経運動“発達”の遅れのリスクや周囲の骨のずれによる機能的リスク、全身のバランスへの影響による将来の痛みなどのリスク
についてお話しました。
テレビカメラの前という非日常の中で、相手に言葉で伝えることの難しさを再認識し、日々の診療や日常生活でも気を付けていかなくては、と思いを新たにしました。
院長 野尻 武子
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