Chez Inno 2024.06
はじめに
京橋にあるフレンチレストラン、「シェ・イノ」に訪問しました。
勝手に評価!
総合評価:4.5 凄く良い!
料理・味:4.7
サービス:4.5
雰囲気:4.0
コスパ:4.5
実際に食べたもの
9,900円(税込サ別)のランチコースと追加でマリア・カラスのフルポーション(9,900円、税込サ別)を頂きました。
ランチコースは下記の流れになります。
アミューズ
前菜
メイン
デザート
コーヒー・紅茶
アミューズ
ふわっと滑らかなムースは、優しい甘み。
ビーフコンソメは混じりっ気のない、純粋な旨味とコク。
一品目に相応しい、旨味深くも軽やかな一品でした。
パンとバター
外はカリッと、中は程よくもっちり。
料理を邪魔しない、優しい甘みと風味です。
バターが気になりお聞きしたところ、
実物もお見せいただきました。
フランスのセル・ドゥ・メールに海塩を混ぜたもの。
シャリシャリとした食感と塩気、バターのまろやかなコクが堪らないです。
太っ腹なことに、無くなると都度おかわりお持ちくださるので、パンと共に沢山頂いてしまいました。
前菜
下記3種類から好きな物を選択できました。
海鮮のサラダ
鴨とフォアグラのパテとホタテのムースの取り合わせ
オマール海老と野菜のテリーヌ
アレルギー対応につき、海鮮サラダをリードヴォーのサラダへアレンジしてくださいました。
なんと、リードヴォー3つ、鴨胸肉とフォアグラが2つ付いている!!何て、贅沢なサラダなんだ…
むっちりとした弾力と優しくミルキーな甘みを感じるリードヴォー。
蜂蜜で3週間漬け込んだ後に低温調理された鴨肉はまろやかな甘みと凝縮した鴨の旨味を感じる。
トリュフが柔らかに香るシブレットソースは、まろやかな酸味でスイスイ頂けます。
メイン
メインは下記の4種類から選択できました。
サーモン・オゼイユ
スズキ ヴェルモットとトマトを効かせたソース
ラムチョップ 香草バターとアンチョビを使ったソース
コルトンブルー マディラソース
今回はサーモン・オゼイユを選択しました。
一口頂いた感想。ソースが美味しい!!
しっかり、しかしまろやかな酸味を感じるヴァンブランソース、優しいコクと相まってエレガントで軽やかな余韻を楽しめます。
ヴォナシェンヌ(じゃがいものパンケーキ)やサーモンと相性が良く、勿論そのままでも美味しいのでソースが足りなくなってしまう…(笑)
ふくいサーモンは端の部分が火が入りすぎな印象はあったものの、上質な脂乗りと口溶けの滑らかさ。
クラシックフレンチ好き、かつサーモン好きには堪らない一品です。
マリア・カラス(追加オーダー)
供された瞬間、芳醇な香りに大興奮。
そして、まずはソースを一口…衝撃的な美味しさでした。
ペリグーソースはポルト酒とマデラ酒の濃厚な甘み、フォンドボーの旨味が加わり、複雑な奥行き。トリュフが華やかに香ります。
フォンドボーの取り方が秀でているためか、質の良い素材を使用されているからか、味わい深くも雑味はなく、重みはあるけれどもクドくない。
しなやかながら旨味の詰まった仔羊や濃厚な甘みのフォアグラ、甘みの強いガルニをより引き立てております。
このソースの海が足りなくなるほどに、たっぷり頂きました。
デザート
デザートはワゴンサービス。好きな種類を選択できます。(おかわりは不可)
勿論全種類お願いしました!!
どれも大変凝っていて、ホール食いしたいほど。
特に、しゅわんとした軽やかな口当たりと卵感のあるスフレチーズケーキ、ヘーゼルナッツのコクと塩気が堪らないバリブレストがお気に入り。
一皿ごとのポーションは突出して大きいわけではないのだけれど(マリア・カラスはしっかり大きかったです!)、味わい深くてとても満足感がありました。久しぶりに「暫くはフレンチはいいかな…」というか、「別のフレンチ行く前に、もう少しこの余韻に浸っていたい」という感覚になりました。
サービス
ゲストとの距離感、言葉なしで臨機応変にご対応してくださる点、これぞグランメゾン!というおもてなしでした。
例えば、私が料理内容をメモ書きすることに合わせてゆっくり目の料理説明や質問への迅速なご対応をしてくださったり、パンがなくなるタイミングに合わせておかわりをご用意いただいたり。
でも、同時に気さくさもあって、心地良い空間で料理を楽しむことができました!
お値段
9,900円(税込サ別)のランチコース、マリア・カラスの追加(9,900円)、ノンアルコールスパークリング×1、赤ワインハーフグラス×1で25,000円/1名でした。
思ったより高くなくて驚きました!(このクラスのお店にしては、ワインが比較的リーズナブルに感じました)
まとめ
私の大好きな王道なクラシックフレンチ!
特に、マリア・カラスの中毒性といったら…
また是非伺いたいと思います。
常連さん限定の裏メニュー?もあるとのことで、是非とも通いつめたい…