SENSE 2023.08
はじめに
マンダリンオリエンタル東京の広東料理レストラン、「SENSE」に伺いました。
念願のディナー訪問です!
(前回の訪問記は下記にて↓)
勝手に評価!
総合評価:4.1 凄く良い!
料理・味:3.8
サービス:4.3
雰囲気:4.3
コスパ:4.0
実際に食べたもの
乾杯ドリンク
後味に海水のような、ほんのりとした塩気の余韻を感じる。
爽やかで飲みやすい!
コース前半(前菜〜メイン)
失礼ながらやや地味な見た目ですが、これが凄く美味しかった!!
シャキシャキとした山芋とアヒルの塩漬け卵の塩気や旨味が合う!
このスタートは、拍手喝采。
ジューシーで肉厚な椎茸。
このままでも美味しいはずなのに、贅沢にも酢豚に!
椎茸の肉厚な食感と酢豚の甘酸っぱいタレが絡み合い、にやけが止まりません。
ただ、椎茸自体の旨味はあまり感じられなかったな…
燕の血が混じった紅の燕は希少価値が高く、偽物が沢山出回っているのだとか。
そのため、多くのレストランは避けているとのこと。
ただ、今回は有難いことに信頼できる方から仕入れができたとか!!
とろみと柔らかな旨味の効いたスープと絡めて食べると、本当に美味しい!
正直、紅と白とでは味の違いはないのですが、このお品が作られた過程に凄く心が温かくなりました。
ソースだけを頂くと、酸っぱ〜!となります(笑)
しかし、お魚と一緒に頂くとマンゴーと甘みやソースのコクが引き出されて、凄くマッチする。
マンゴーマヨネーズソースはシグネチャーの海老やホタテにも使われていますが(分量を変えて)、その理由が分かりました。
このソース、具材を凄く美味しくさせる!!!
これがこの日一番のお品。
というのも、シェフの美味しさにさらに磨きがかかっているが感じられたから!
こちらは前回頂いた、かに玉仕立てのリニューアル版。
春巻に仕立てて、ソースは九条ネギのソースを加えています。
パリパリと香ばしい春巻の中には、ふわふわで滑らかな卵白、柔らかな旨味の効いた卵黄。
九条ネギの清涼感が味わいに濃淡を生み出します。
これは…目を見張るほど美味しかったです!!!
衣を香ばしく、身をふわふわに仕上げた甘鯛。
今度は九条ネギの清涼感と檸檬の酸味が加わることで、さらに美味しく軽やかに。
ただ、レモンの酸味が少し強過ぎると感じました。
お気に入りの一品です!!
豚肉の首肉は、柔らかいけれど弾力があって中々ない食感。
噛みしめる度に脂や肉の旨味が口の中に広がります。
甘酸っぱいソースと絡めると、食欲倍増。
ソースは甘塩っぱさと少しのほろ苦さがあって、大人な後味。
茄子やお肉の火入れが言わずもがな良くて、美味しくないはずがない。
コース後半(締めのご飯〜デザート)
当初は鴨肉のスープを使った香港細麺だったのですが、叉焼をリクエストしたら、即興で作ってくださりました。
叉焼は口に入れた瞬間に「肉汁!!旨味!!」というより、咀嚼する度に旨味がじんわりと広がるタイプ。
正直、直近で頂いたクロモリの叉焼に比べるとインパクトは薄いですが、それでも美味しい。
スープは、優しいけれど鴨の旨味をしっかり感じる。
馬鹿舌の私でも「鴨だ!」と感じるぐらい。
これは、締めには最高過ぎる。
個人的にこちらは、マンゴーよりもマンゴーだと思います(笑)
マンゴーの濃厚な甘みとパッションのような華やかな香りが鼻をくすぐる。濃厚だけれど、スルスルと食べられちゃう。
(ちなみに、食後に小菓子も頂いたのですが、まさかの撮り忘れ…美味しかったです!!)
中には若干首を傾げたお品もございましたが、以前美味しかった物がさらに美味しくなったお品も。
シェフは試行錯誤されているのかな。
これから先のお料理が更に楽しみになりました!!
サービス
結論、やっぱりマンダリンはホスピタリティがいいなと感じました。
理由は2点。
①基本的な所がしっかりしている
お水は無くなる前に注ぐ、食べ終わったお皿はすぐに下げる、など足りないと思った点が見当たりませんでした。
②パーソナライズされたお心遣い
今回筆者一人で伺いました。筆者はお喋り好きなのですが、それを見越した上で「こちらの新作、如何でしたか?」「髪の毛お切りになったのですね!」などと、お声がけいただきました。おひとり様ではございましたが、逆に一人で来てよかった!と思えるほど楽しかったです!!(笑)
ちょっとした点ではございますが、このように気にかけてくださるのは嬉しいです!!
まとめ
個人的にはマンダリンの中で一番好きなレストランです。
味、サービス、雰囲気、どれも揃っていて非の打ち所がない!!
願わくば、年内にもう一度伺いたいです。
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