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食べる努力の積み重ね




わたしにとって食べることは、
たまに苦痛になってしまうのだ。


おなかは減っている。
でも何故か時々思う。


「食べなくても生きていける。」

そんな感情すら出てくることもある。


でも食べたい。

でも食べたくない。


真逆の感情が襲ってくる。


だから、
あえて無意識でも食べれるように工夫する。

自分で自分を食べさせるために、
あえて目の前に沢山のおかずを並べていく。


食べたくなるように…。
そう願いを込めて。




そして写真も撮る。


食べても食べなくても、
食べた証を残すため。


とても簡単な方法。








不格好でもいい。
食べているという証拠が欲しい。

別に、他人からのイイね!は
求めていない。
自分自身のイイね!欲しさに
私は食べる時に写真を撮り続ける。 




目で見て、食べた事を確認できる。

それが私の食生活を支えている。




最近は、もっぱら味噌汁にラー油をかけて、食欲をかきたてないとノドを通らない。

基本は薄味派なのだが、
どうしても刺激が
欲しくなってしまうときがある。

今から食べる事を、 
自分で自分にサインを送る。

 
もしくは、あえてトロトロ系の食材を使ったり、あんかけにしたり、お茶漬けにしたりする。


そのときの自分に合わせて考える。



太りたいわけでも
痩せたいわけでも、ない。


あまり好きではないマヨネーズも
かけてしまう時もある。


もうアラサーだから、
すぐ肌荒れにもなるし胃もたれもある。

でも私は止めない。

食べることを止めないために。





おばあちゃんには、
何時間かけて食べてるの?って
言われるほど、私のごはん時間は長い。

それでも一時間くらい。

もちろん仕事のときは別。
急いでるときは別。

そのほかの、時間の制限がないときは
ゆっくり時間をかける。



え?かかりすぎ!?

私にとっては
早いほうとも、遅いほうとも言えないかな。


食べたくない気持ちを、食べるように
自分で仕掛けるように意識しないと
すぐ飽きてしまうから。



何かしながら食べて。

手を止めて。

おなかの空間が空いたら又食べる。

それを繰り返している。



私はスマホを見ながら食べる。
一人暮らしのときの癖が抜けないのだ。

食べてるときも、
わたしのあたまのなかは
常に考え事で溢れる。

とっても、忙しい。
だから、食べたくなくなるのか。

それも考えた。


でも、食べながらも、
「食べたくない」その気持ちは常にある。
わたしは闘ってるんだ。


飽き性な私は気を紛らわすために
あらゆる手段を考えられる限り、やる。


あとは、早く食べられないことと、
かきこんでも良いことないと思ってるから。

ただそれだけ。







私は昔から、食べることが好きだった。

それなのに
今は、食べたくない感情と
闘ってるのだ。

同じ自分なのに
たった数年で、数十年で
こんなにも違うのかと
自分で自分を疑う。

それでも、
わたしは「食べたいときに食べる」
その最低限なルールだけは
守ろうと頑張っている。


こんなことを並べていても、
食べるときは周りが引くほど食べる。

だから痩せてるわけじゃない。
ぽっちゃりだ。

でも、それも受け止めている。


食べたくないのに食べる…なんてこと、
ほんとにしたくない。

最近は、誰かがご飯支度をしてる横で
食欲を失くし、倦怠感のような状態になり
眠くなることもある。

そのときは、自分だけにサインを送って
その場から逃げることにしている。


そして、少し休んで、
しっかりとお腹が空いてから
食べるようにしてる。


やっぱり、お腹が空いてるときに
食べるのが一番おいしいから。


ワガママかもしれないし、
贅沢かもしれないけど
食べることを強制させることは
相手にもしたくない。


『あれも食べろ、これも食べろ。』


おばあちゃんの口ぐせは
私にとってはプレッシャーになりうる。

有り難いの。
ありがたいけど、ね。

ごめん!気持ちだけ受け取ります。
心のなかで、そう呟いている。




食べることを楽しむ。

それは私にとっては時々かもしれない。

でも、近い将来それが来ることを
願っている。