日本人、真面目で誠実で嫌われたくない心理が仇→富裕層が外資へ
ツイートした以下の記事についての話です。
『コロナ禍で明暗クッキリ…高級ホテル開業ラッシュのワケ』(日刊ゲンダイDIGITALさんの記事です)
アメリカの世界最大ホテルチェーン『マリオット・インターナショナル』の話です。
はっきり言って、日本人は真面目過ぎです。
だから宿泊についても「安い割に快適なところ泊まれたら良い」と考えがちな傾向があります。
しかしアメリカ人はちゃいまっせ?!
何というか、遊び心があるのです。
例えば大阪は本町にあるモクシー。
マリオットでも若者向けカジュアルなホテルで、そこに窓が全然ない部屋があります。
日本のホテルなら「窓がなくてごめんなさい。だから格安にします」とやってしまうでしょう多分。
しかしヤツラはなななんと「シークレットベース」と名付けちゃっていますよ?!
良かったぁー。
これで窓からゴルゴに狙撃されなくて済むわぁー。
……て、そんな心配せなあかんヤツおらんやろ。
他にもあります。
例えば、日本のホテルはスイートルームを他の部屋よりも高い部屋として、そのまま一泊何ぼで販売していますが。
彼らは何と「スイートルームを特典にしている」んですよ?
年間の宿泊日数に応じて、プラチナやらチタンやらという階級を設定し、その階級にいるお客さんに対しての特典として「年間で〇拍スイートにアップグレードできる権利」を付けています。
そう言えば最近大阪で開業した「Wホテル」という、お洒落系な高級路線のホテルがありますけれども。
※ここから、ちと下ネタ入ります
そこの部屋にゴム製の避妊具が置いていますが、そのプロデュースはあの「TENGA」だそうですよ?!
というわけで、やっぱり日本人真面目で仕事ばっかりしてきたから、ここら辺の発想がなかなかできないんですよね。
それとあと、個人的に私と夫がとある日系のホテルから、マリオットに変えてしまった別の理由があります。
詳細はこちらの記事やこちらの記事をお読み頂けると嬉しいのですが、ここで簡単に書かせて頂きますとですね。
「これはもう犯罪レベルちゃうんか?」と思うような悪質なクレーム客に対しても、日本人は誠実な対応で無茶苦茶がんばっちゃうんですよね。
しかしそれを見ている同じ客である私は、嫌な気持ちになりました。
はっきり言って、同じ客の立場であるのが許せません。
だから早いとこ、追い出して欲しいと思うわけですよ。
そしたら、これが外資となりますとですねー。
そこら辺の期待ができるじゃーないですかと。笑。
そんなわけで、結論と言えばですね。
日本人は根が真面目だから「ホテルなどの宿泊施設は、観光などの目的があって泊まるところ」という発想が、まだまだ強いのではないかと思います。
そして根が真面目だから「どうやったらお客さんが楽しいと思うか?」というところを察するのが苦手です。
さらに根が真面目だから「“お客様は神様”の精神で対応し過ぎる」というところもあります。
そんなこんなで「お金に余裕のあるお客さんが、外資に逃げる」ということが起こっているのではないでしょうか?
そうそう最後にもう一つ。
この『マリオット・インターナショナル』が提供する会員プログラムに「マリオットボンヴォイ」というものがあります。
その会員ランクは「一般・シルバー・ゴールド・プラチナ・チタン・アンバサダー」があります(後者ほど高くなる)。
会員ランクを上げるためには、年間何十日という宿泊実績を積まなければなりませんが、『アメリカン・エキスプレス・カード(以下アメックスカード)』に加入すると、実績なしでいきなりゴールド会員になることができます。
そのアメックスカードの上級会員の特典で、すごい戦略があるんですよねー。
その話にご興味ある方は、以下の記事もどうぞ。
『日本の高級ホテルは外資連合(マリオット+アメックス)の本当の恐ろしさを知らない』
夫のろくやっている『5千円からはじめる節約&投資で1億円へ』内の記事です。
よろしくお願い致します。
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