武満徹や黛敏郎、若くして亡くなる芸術家たち
武満徹さんも黛敏郎さんも、60代で亡くなるというのは、早すぎました。
ご存命でいらっしゃったらおふたかたとも90代、今おられても、まったくおかしくありません。
でも、ふと風のようによぎることがあります。
芸術家が若くして亡くなるというのは、それもまた理由があるのかもしれない…と。
たとえば日本の場合、作曲家の著作権は亡くなってから70年たつと消滅します。
消滅すると、公共に帰した形になり(public domain)、制約があれば注意したうえで、多くの人がその音楽を自由に利用しやすくなります。
発信が手軽なこの現代、様々な形でその曲が利用されれば、興味のなかった人の耳にも届きやすくなります。
いいものは多くの人に伝わったほうがいい。
音楽家が早く亡くなるということは、良いものがより早く多くの人に広まるということでもあるのかもしれない・・・。
それだけ、どこかの時点で、この世界に必要になるものなのかもしれない…と。
これは音楽に限らず、物書きの作家にも言えるのかもしれません。
朗読などでその作品に触れる方もいるはずですから。
いずれにしても、人生のその早さに、
今であればどんな作品を作られたのだろう…とぼんやり空に思いを誘われます。
そしてその功績にずっとその創作者の存在が輝くようにと願います。
彼らには彼らだけではない、彼らを取り巻く多くのものがあるのだから。
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