メンバーの失敗に上司がどうフィードバックすべきか
今日は、「部下の失敗に上司がどうフィードバックすべきか」ということについて書きたいと思います。
自分で考えたことを認められないと、指示待ち人間が生まれる
今回の出来事については、ネガティブな結果が出た後の、フィードバックの部分について振り返ってみたいと思います。以前読んだ本のメモを漁ってみると、「自分の頭で考えて失敗するリスクをとった勇気をたたえること」というメモがありました。
以下の本のメモの一部です。
この本のメモをあらためて振り返って思ったことは、指示待ち人間が生まれるのは、「自分の頭で考えられないから」ではなく、「自分の頭で考えたことが認められないことが続き、自分の頭で考えることをやめるから」であることです。ネガティブな結果について、なぜそうなったかということに向き合う必要はもちろんありますが、今回のケースのように、ネガティブな結果に対しての改善フィードバックだけで、自発的に考え相手との関係を考慮しながら行動した積極性についてフィードバックがなく、今後このようなことが続くと、仕事への積極性というのは薄れていくだろうなと感じました。
実際、メンバーとともに上司からフィードバックを受けた自分自身としても、もともとこちらが動かなくても何も問題の起きなかったなので、そんなフィードバックになるくらいなら、わざわざ自分達で考えた意見を伝えることをしなければよかったと思わなくはなかったですし、一緒に時間を割いてもらったメンバーにも申し訳ない気持ちにもなりました。
今からマネジャーとしてできること
私の上司からのフィードバックは終わったので、これからマネジャーとして私がメンバーに働きかけるべきことは何か、メンバーがこれからも積極的に仕事に向き合えるように、指示待ちにならないように何ができるか、上述の本を参考に考えてみました。
まずはチャレンジした勇気をたたえること
マネジャーとして外注先への伝え方を工夫できず、ネガティブな結果になってしまったことを詫びる
今回のケースを冷静に振り返り、これからも続けるべきことと、改善すべきことを一緒に考える
事案発生から、休日などが続き、上司からフィードバックがあってから、メンバーと会えていないので、明日会うタイミングで、メンバーと振り返りの時間を設けたいと思います。