夏野菜の料理「なすそうめん」
7月。小暑を過ぎ、夏本番を迎えました。
食卓を彩る皆様におかれましては、暑さに負けずご活躍のことと拝察いたします。
ですが、そう一度にみのるのは止めていただけないでしょうか……?
ということで、梅雨はまだ明けていませんが、真夏日も増えてきた今日この頃。夏野菜の季節がやってまいりましたね。私のお家では夏野菜が大豊作、食卓は夏野菜尽くしの日々が2週間続いています。
これだけ夏野菜が続くと、無くなるのはレシピ。元々、なすの揚げびたし、とまとサラダ、きゅうりの炊いたん……など3つ程しかないレシピのバリエーションを永遠に使いまわしています。
正直飽きます。ええ、もうだいぶ飽きてきました。
母が料理を作るときは、カレーなどどの世代にも人気のお料理も食卓に上りますが、中に入っているのはナス・トマト。そして副菜はキュウリの浅漬けと夏野菜オンリー。えー、またぁ?と言ってしまったら最後、次から私の夕食がなくなります。
そんな夏野菜まみれの我が家ですが、唯一、いつ・誰が・何回作っても文句が出ない料理があります。
その名は「なすぞうめん」。
石川県で主に作られている煮物だそうです。煮物なんですか。初めて知りました。我が家では味噌汁の中にナスとそうめんをぶち込むので、微妙に違う料理かもしれません。
作り方は前述の通り。
味噌汁の中にナス(細切りが美味しい)とそうめん(だいたい揖保乃糸)をぶち込んでひと煮立ちするだけ。
冷やす、常温、温めすべてで美味しい、ナスとそうめんが出来上がります。
ぜひ夏野菜のレパートリーがもう無い……という時には試してみてください。きっと何も言わずに食べてくれます。
もし文句が出たら、ならお前が作れっ!と言ってやりましょう。よく父がしょんもりしながら食べているので効果は抜群です。
〈材料〉
・ナス 鍋から溢れない量
・そうめん 1束
・ダシ 適量
・味噌 適量
①ナスを4つ切りにします。
もっと細くても大丈夫です。お口の大きさとご相談ください。
②だし汁を作り、沸騰したらナスを煮ます。
③ナスが煮えたらそうめんを入れます。
④いい具合にそうめんが茹ったら味噌を入れます。
⑤出来るだけ早くに食べてください。長く置くと汁がなくなります。