一瞬の辛さと幸せは同じ空間にいる
夏休みのとっても暑いお昼の話。
高校の時寮に住んでいたんだけど、何かの疲れからだろうか。
普段辛いものをあまり食べない自分がふと一瞬、辛いものを食べたくなったんだ。部活終わりに近くのスーパーで丸美屋の麻婆豆腐の辛口と一番安い絹豆腐を買ってワクワクしながら寮に帰った。
寮に帰ってフライパンを出し
「どのくらい辛いんだろう」
「辛すぎたら後輩に食わすか」
「いや、流石に可哀想か」
なんて生意気を思いながら作り始めた俺が痛い目を見るのはその数刻後だった。
「いだいっっっっっ!