
「ピアノが専門だけど元ベンチプレス全日本代表選手」が「0・1歳音楽遊び」を発信
2回目のnote
「0・1歳音楽遊び」について早く皆様に伝えたい!と気持ちは焦るものの、まずは発信者である私のことをもう少し知ってもらおうかなと思います。
なんせ、わりと面白い人生を歩んできたので。。。
現在は主人と2人暮らし。
2人の娘を育て、人生の折り返し地点をすぎ、今は孫が2人。
では、さらに詳しく!
鬼ルールのピアノ生活
私の母はピアノの先生。
幼少期から我が家には、毎日17時からピアノの練習をする、という鬼ルールがありました。
公園で友達と遊んでいても、腕時計を確認しながら猛ダッシュで帰宅!
これが私の日常でした。
その鬼ルールに疑問を持つことも、破ることもしなかった私、なんて素直な子供だったんどろう?ふふふ笑えるww
でもそれが、私の音楽人生のスタートでした。
話は一気に20代の私へ
音楽大学卒業後、「ロシア奏法」というピアノ奏法を学びはじめました。現在も学びは続けていて、気づけばもう30年。ただ、最初の10年くらいは正直、何をやっているのかよくわからなかった。。。。今はわかっています。
ロシア奏法では、肩甲骨を意識して弾くとか、鎖骨から音を出すイメージを持つなど、身体の使い方がとても重要なんです。もちろん耳も。
「これは、ピアノの技術だけでなく、身体の構造を理解しないと習得できないかも・・・?」
そう思った私は、スポーツジムに入会。さらに、パーソナルトレーナーにつき、身体の仕組みを学ぶことにしました。
ここからおもしろエピソード!
パーソナルトレーナーのレッスン初日、マシンの使い方の説明を受けながら実践していた際、トレーナーからこう言われました。
「背中側の両肩の筋肉がとても柔らかくて、いい筋肉をお持ちですね。何かスポーツをされていましたか?」
私「ピアノです…」
トレーナー「ピアノ筋??」「とてもパワーがありますね!ベンチプレスをやってみましょう!」
そう言われ、生まれて初めてベンチプレスに挑戦することに。
トレーナー「これはすごいですよ!」
興奮しると思ったら、ジムのトップの方を呼んできて、私のことを熱く語り始めました。
初挑戦で挙げた重量が55キロ。どうやらこれはベンチプレス関東大会の優勝者と同じ重量(当時は)だったらしい。
すると、ジムのトップの方から
「3ヶ月後に関東大会があるので、出場しませんか?」とスカウトされて、
なんだか面白そうだなと思った私は、参加を決意。
そして、見事 関東大会で優勝 しました!期待通り!
その噂がジムで広がると、トレーニングに行くたびにボディービルダーの方々から声をかけられるようになり、一緒に練習をしてくれるようになりました。
そしてある日、ボディービルダーの方から「世界記録保持者を多く輩出しているジムが東京にあるから、そこに行ったほうがいいよ」と。
なんでも、 ベンチプレスは日本人が強く、世界記録保持者が各階級に多く存在する とのこと。そして、私にもその可能性があるから、世界を目指してみてはどうか?と言われたのです。
「世界を目指す?」
そんな可能性があるのなら、挑戦してみたい。そう思った私は、早速、都内のジムへ入会しました。
そこには、本当に 世界記録保持者がゴロゴロいる 環境が広がっていました。圧倒されながらも、私は 日本代表選手になるべく、本格的なトレーニングをスタート し、1年後日本代表選手として世界大会への切符を手にすることができたのです。100キロ挙げれました!
「本業はピアノで、日本代表のベンチプレス選手」 という珍しい肩書きが面白かったのか、ボディービルダー向けの雑誌で取り上げられたり、さらには、「筋肉番付」のような番組からもオファーがありました。(出演はしていませんが…)ベンチプレスの世界ルールbookのモデルも務めました。モデルといっても、ブリッジをしてベンチプレスを挙げている横からの姿ですwww
さて、
いよいよ世界大会へ!
そんな気持ちで盛り上がっていた時、ふと 「ちょっと待ってよ…」 と私。
もともと ピアノのロシア奏法を深く学ぶためにジムに通い始めた はず。気がつけば、完全に違う方向へエネルギーを注いでいるではないか”””
「このまま世界大会のために数週間家を留守にし、レッスンを休んで試合に出ることが、本当に自分の望んでいたことなのか?」
そう考えたとき、答えはNO.
そして、私は ベンチプレスとは距離を置くことに決めました。
これからはピアノだけに向き合おう。
そう思ったはずなのに——
次にのめり込んだのは、まさかの沢登りだった。。。
人生が長いと、書くことがたくさんあるものですね。
沢登りの話は長くなるので、またいつか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。