読書記録「どちらかが彼女を殺した」「私が彼を殺した」
今日の…2冊です(笑)
初めて読書記録を2冊同時につけたいと思います。
というのも、理由がありまして、こちらの2作品東野圭吾作品なのですが、2冊とも同じような読み心地を感じたためです。
ずばり、こちらの作品は最後まで犯人が明かされることがないというちょっと変わったミステリー作品なのです。
・「どちらかが彼女を殺した」
まず、どちらかが彼女を殺したからお話していきたいと思います。
こちらは、加賀恭一郎シリーズの第3作品目の作品です。
東京に住む最愛の妹を殺された警察官の兄は、犯人を見つけ出そうと奮闘しますが中々真相にたどり着けません…。
加賀も捜査に加わることで、犯人は最終的に妹の親友か、かつての恋人の2人に絞り込まれますが、最後まで犯人の名前が明かされることはありません。
・読後の感想
どちらかが、というだけあって犯人に絞り込まれたのは2人です。
それぞれの行動からこちらも犯人を考えながら読んでいましたが…どっちも怪しい…どちらが犯人でもおかしくない…と疑心暗鬼の連続(笑)
今まで読んできたミステリー小説って必ず犯人がわかりますので、最後の最後には加賀が犯人を言い当ててくれるはず!…と読み勧めましたが…結局は分からずじまいでの読了…。
犯行の方法とか、犯行動機とかシナリオ自体はおもしろかったんですが、正直ものすごくモヤモヤしました。
自分なりに、この人なんだろうなって納得しても犯人の名前が書いていないのでそれが正解かも分かりません。
最後は、読了記事などを読み漁り、自分の中に内容を落としていったような感じでした。
・「私が彼を殺した」
2作品目のこちらも犯人が最後まで明かされることのない小説です。
こちらは、加賀恭一郎シリーズの5作品目の作品です。
結婚当日に男性が死亡。
事件の容疑者は全部で3人。
3人の容疑者視点からそれぞれ描かれながら物語は進んでいきます。
・読後の感想
話の流れはすごくおもしろいです。
犯人がわからないとしても、犯人を見つけるための捜査の様子や、犯人がどうやって被害者を殺したのか、犯人が被害者に対してどう思っていたのか、といったミステリー要素や心理描写はさすがの一言でとても読み応えがあります。
ただ、最後に犯人が分からないだけです!(笑)
もう一度じっくり読み直したい、と思わせてくれるような作品でした。
・オススメしたい人
東野圭吾作品が読みたい人
自分で犯人を推理したい人