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読書記録「リターン」

今日の1冊です。

五十嵐貴久さんの「リターン」を紹介します。

こちらは「リカ」のシリーズ第2作品目になります。

あの、恐怖の女性「リカ」が現れてから10年後を描きます。

10年前にリカのストーカーにあった本間が死体で発見されるところから物語がスタートします。

雲隠れしていたリカを捜査班が探し始めますが、そこにはあらたな恐怖が待っていました。

・読後の感想

今回は女性の捜査員が主役なので、前作を読んでいると「女性で大丈夫…?」と心配してしまいました。

しかし…やっぱりリカを追う者たちには非情な運命が待っていました…。

今作では、リカはあまり登場していないんですが、裏で糸を引いてるんだろうな…と思うとこれもまた怖かったです。

物語の後半は、前作同様描写のグロい部分も出てきますので、こちら苦手な方もいるかもしれません。

怖いし、気持ち悪いし、相変わらずのリカの異常とも言える行動は読者側からしたら理解に苦しむ部分が多かったのですが、何故かどんどん読み進めてしまいたくなる、そんな作品でした。

300ページにいかないので読むのが早い人だとあっという間に読み終えてしまうと思います。

こちらのシリーズまだ続きがありますので、この先が楽しみです。

・おすすめしたい人

サスペンスのような読み心地の作品が読みたい人

前作の「リカ」を読了した人


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