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漫画感想BAN 第四回 (ONEPIECE編)

はじめに


 今回から、長文になりそうな記事は別個に分けて、書こうと思います。
 週ごとなんで、回数は変わらずでお願いします。
 前回、ほぼONEPIECEの記事だったので、ONEPIECEオンリーの個人的考察記事にしようと思います。
 ネタバレありで僕個人の主観で語っていますので、ご了承ください。

第一章 ONEPIECE

第一節 知識と教養

 今回のタイトル、イカロスの翼と言うのは、今回の全てを言い表しているこれ以上ないタイトルだと思います。表紙掲載の漫画はそんなシリアスを緩和するようなヤマトの冒険譚なのが、また可愛い。
 ベガパンクの告白が全世界に届きますが、モックタウンのゴミどもの様子が一番滑稽でしたね。一番早く沈めばいいのに。
 嘘だと言う人、真実と思う人、それぞれがそれぞれの感情でこの事態をどう捉えているのかが、上手く描かれていたのが、リアルと言うか。
 何を以て、危機とするのか、何を以て、嘘と捉えるのか。こういう時ばかり、知識は実を結ぶと言うことなんでしょうね。
 全世界で中継される中で、サカズキとクザンのリアクションが同じなのが、何かいいですね。何かしら、知ってそうな気がしてならん意味深さが(他にも無言のキャラ居たけれど)

 ドフラミンゴは流石のインテリジェンス。久しぶりのマゼランに、高揚しますが、ハンニャバルじゃねぇんだ。
 流石、元天竜人だけあって、高い場所なんて、皮肉たっぷりに語る所とか、傑作ですね。5mで全滅とか、リアルでも起きているので、他人事じゃないから、言葉を選んでしまいます。
 お陰で五老星がガチでベガパンクを止めに入る辺り、相当ヤバい秘密だったことが鮮明化しました。これはもう、ざまぁとしか言えず、幸か不幸か、サターン聖の目的がロビンから、ベガパンクの暴挙を止めるにスライドしたのが、現状の幸運でしょうか。
 会話の中で益々、ベガパンクが死んだことが確定しつつありますが、後日センサーで地震が起きて、海面上昇が起きることを予見していた辺り、マジ神。

第二節 マザーフレイム

 明かされるマザーフレイム。太陽に挑んだ結果、世界滅亡の引き金になり兼ねない事態を呼び込んだことが、ベガパンク第一の罪。 
 正しくイカロスの翼に相応しい内容に、心が持っていかれました。科学の進歩はいつだって、思い通りの世界を作り出すわけでは無いと言うこと。今回のエッグヘッド編を象徴するワードだと思います。 
 しかも、世界滅亡を行おうとしているのが、世界の頂点であると言う皮肉を暴露されたとしたら、堪ったもんじゃないですよね。明確に海面上昇している原因がそれかどうかは、未確定ですが。
 気になるポイントは、最も傷つけられぬ部屋を壊せるサターン聖が一番強いのか?タイプ相性みたいなもんでしょうけど。 
 マザーフレイム。文字通り、母なる炎に相応しく、太陽のような輝きを見せているのが、神に挑んだベガパンクの凄まじさを物語ってますね。
 その機器に記載されていた数字が、108というのも、考察のし甲斐がありますね。煩悩を表すこの数字を意味も無く記載したとは考えたくないですけど。 
 この力が無いと動かせないイム様の兵器って、コスパ悪すぎだろ。それまではどう使っていたかは謎ですけど。
 その分、世界を滅ぼす古代兵器そのものなんだろうと思うとどんな手を使ってでも、欲しいし、イム様のわがままを通す為、苦労するおじいちゃん達、マジで乙。
 この動画を撮るまでに時間が掛かってないこと、時系列にして数日で自らの死を予見していたベガパンク。
ゾッとします。マジで。
 ONEPIECEには度々、月と同じ位、炎の描写が多い気がします。正に人間の根源とも言える炎。オダッチはやっぱ、炎が大好きなのかな? 
 世界を救いたかったはずが、こんな悲劇になるなんて。しかも、それを引き起こしたのが、自らの分身と言うのが、悲劇をより一層、引き立ててるのが、口惜しいですね。

第三節 空白の100年


 いよいよ、明かされていく空白の100年。その過程で出て来る天竜人の怒り具合は、相当不味い事態を表していて、面白いですね。
 ここまでに至るのが、長すぎた。ようやく、全てが明かされるんですね。様々な考察合戦の種となって来た空白の100年。遂にその全貌が明らかに。

 何の話?と1最後に出て来たのが、いつぶりか分からんシャルリア宮。若い天竜人には何の話と言う辺り、全体に空白の100年の話が共有されてないのは、彼等の怠慢を象徴している場面だと予想されます。
 それでも、其処までの殺意を以て、ベガパンクを誹謗中傷している辺り、これまで、数多く考察されて来たDと天竜人との戦いが如何にこの世界を形作り、その真実が彼等にとって、どれだけの禍根を残して来たのかの証明と言えるでしょう。
 流石のイム様も意気消沈してるように見えます(個人の感想です)。全部、お前の所為だからな。全部、お前が蒔いた種だからな。本当におじいちゃん使って、この様とか、笑うしかないどうしようもないね。
 その場面を見て笑うデレシシシ。遂にサウロが来る。これはロビンも僕も涙が止まりません。この場面で彼が出て来ると言うことは、正にオハラの倍返しが成功したと言うことでしょうね。
 一体、どんな気持ちでこの笑顔を漏らしていたのかと思うと武者震いが止まりませんね。

第四節 お前誰?


 そして、今回最大の謎。サウロの隣に映っていた謎の人影。このページに出て来た登場人物はサウロ、天竜人、イム様と言う世界の真相を知る重要人物という組み分けとなっていますが、こうなって来るとこの謎の人影もまた、世界の真相を知る人物なんでしょうか?
 予想としては、最初に思い浮かんだのが、死んだと思われていたコラソンこと、ドンキホーテ・ロシナンテなんですけど、何かピンと来ないです。
 天竜人だしDとの因縁を詳しくは知りませんでしたが、生きていると言われ続けて来たキャラで、今回は兄貴であるドフラミンゴも出て来たので、考えましたが、何か違うような?見た目との整合性が取れないような?
 正直、生きてて欲しい気持ちより、思い出は思い出のままでいて欲しいと言うセンチメンタリズムもございます。
 恐らく、過去に一度だけ出て来たキャラなんだと思いますが、不自然なまでに隠され、特徴的なのはチリチリな髪型でシルクハット(?)を被り、山の中にいると言うヒントが少ないので、ここの考察合戦は大盛り上がりの予感がするぜ。
 天竜人と関わっているかは別として、エネルなわけ無いし、何でギン?とか、ヒグマとか滅茶苦茶ですけど、この人物の正体が明かされる日が来るのでしょうか?
 間違いなく、今後のシナリオに関わる重要人物に違いないと思います。此処まで、意図的に隠してる辺り、何でも考察しちゃう。ワンピオタの悪い癖。

第五節 ジョイボーイ

 ベガパンク第二の罪。調べてはいけないポーネグリフの内容を解読した罪。
 シュシュとか、懐かしいキャラやマーガレットと言った九蛇海賊団の面々が出て来たりと全てが意味深に見えてしまうONEPIECE世界。
 そのページの最後がオハラの生き残りにして、悪魔の子・ロビンと言うのが、意味を強く持たないわけがありません。
 世界の謎を知りたかっただけで、世界から全てを理不尽に奪われた過去、その所為で高い賞金を掛けられ、追われる日々を送った全ての原因であり、クローバー博士が為すことが出来なかった夢を叶えようとしているからこそ、来るものがあると思います。
 そんな中でも、ゾロさんとジンベエの到着を待つブルックに癒されてます。みんな、話しを聴いてる中でも、ブレない彼の姿が良いですね。
 その中で、ようやくエジソンが雲を伸ばすと言うファインプレーのお陰で、いよいよ、麦わら海賊団脱出が現実化していきます。
 もう、エジソン、てめぇ、仲間じゃん。悲しくて、泣いちゃうよ。
 ここまで来たら、何としてでも逃げ延びて欲しいです。
残ったのが、リリスとアトラスだけなのが、切ないけど。

 900年前にあるまじきこの世界にあり得ない高度な文明を有し、この歴史の物語の主人公は、エルバフに伝わる´太陽の神ニカ´の様に伸縮する体で戦った男。彼の名前は´´ジョイボーイ´´。この海で初めて、海賊と呼ばれた男の物語。
 そのジョイボーイの意志を受け継いだのが、現在、ウォーキュリー聖を再びぶん殴り、大ボケをやらかし、ドリーとブロギーを笑わせたルフィと言う廻り合わせというか、運命というか。
 この話に出て来た謎の巨大ロボ兵も、ジョイボーイへの思いと語ったり、ズニーシャもその人物への思いを口にしていたりと初登場してから、10年以上の時を経て、話しが進むごとのその輪郭を表して来た存在・ジョイボーイ。
 その秘密を語るのが、他でもないベガパンクと言うのが、正に縁
 原初の海賊と言うワードで昔見た考察記事を思い出しました。それは、この世界に於ける海賊の概念です。
 悪いことをすれば、海賊なのか、世界を敵に回すことが、海賊なのか?何を以てして、海賊と呼ばれるのか、明確な何かがあるわけでも、大海賊時代だからこその制度なのかもしれませんが、この世界は航海に許可が必要なので、無許可の航海は禁じられて、海賊と言う括りになっています。
 こうなってくると海賊と言う概念は、ジョイボーイを起源にして来た所を考えるに、海賊とは世界の真相を知ろうとする者を指していると思われます。
 ワンピースを手に入れる為には、どうしても、ポーネグリフを知らないといけないだけに、強くなる程、この理不尽な世界に於いての異物感が増すと言う意味合いでの賞金制度という感じの考察を観た気がします。あくまで考察であり、想像の域を出ませんが、最初の海賊と言うパワーワードが出たので、それに対する答えに近づいた気がします。
 800年前の世界で、海賊が皆、ワンピースを求めていたわけでも無いし、それを言い出したのは、他でもないロジャーだから、世界が大きく動き出したと言う背景もあるし、何より、賞金掛けないと危険度合を明確に測れなくて、一般人に危険が及ぶとか、強さの基準、読者のテンションをぶち上げる為とか言う理由はさておき。
 
 ベガパンク自身、完全に読み解けたわけでは無く、分かった時点での真実を口にする辺り、如何にオハラの人達が調べたデータが正確なものであったことに対する解像度が増したと思います。
 ニカの伝説はエルバフ由来なのが、とても気持ちいいです。ドリーの笑った時の効果音がニカだったのが、全ての始まり、或るいはあとづ。
 この世界の宗教観は神様信仰ではなく、天竜人を信仰し、それ以外の神を廃する異常な宗教観と言われ続けて来たこの世界に於いて、シャンディアを除けば、初であり、ここから、この世界の神話体系が明らかになって来ると思うと現代における様々な考古学の面白さと似通っていて、だからこそ、皆、探求を諦めないんだと思うと面白いですけど、それが世界の真実となると話は別かもしれませんが。
 
 こうなって来るとシャンクスはやっぱり、世界の秘密を知っているのかとか、海軍元帥及び大将格になると知らなければならない何かを知っているとか、エルバフの伝説をジンベエが何かを知ってる素振りの謎、エルバフの伝説に確実にバッカニア族が関係していて、明確な差別の対象になっている事実含め、ここから、この世界の根幹に関わる謎が明らかとなる日のカウントダウンが明らかになる=連載の終わり、夢の果てが見えて来ると言うことでしょうか。
 その謎=ワンピースが=とは思いますが、世界がひっくり返る程の事実オヤジが興味はないと言っていた何か、家族とか仲間ではなく、明確な宝と言われるそれの全貌への大きな手掛かりに近づくジョイボーイ。
 その謎が明かされるのは、来週ではなく、再来週と言う事実。昔は辛いと思ってたけど、休んでないだろうけど、今はただ、このふざけた世界が少しでも長く延命することを祈るばかりです。

最終節 まとめ

 どうして、天竜人がルナーリア族を追い出してでも、あの土地を占領しているのかとか、長年の考察の議論にされて来たジョイボーイとニカの関係性が明らかになるにつれ、本当に終わりが始まるんだなと思う今日この頃。
 これだったら、黒ひげとルフィが戦うみたいなシンプルな構図の方がまだ良かったと思う位、想像を絶する展開になるのは間違いなくて、様々な考察が今回も飛び交っています。
 あくまで、この記事はほぼ憶測の域を出ない内容ばかりですが、書いててとても楽しかったです。これまでのワンピに散りばめられた謎を攫って行くような爽快感がありますね。

 トンジットが無事に生き残れる世界でありますように。
 
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
自分はこう思うとか、こういう考察あるよみたいな感想、
考察関係ない感想含め、お待ちしてます。
モチベアップの為、好きとフォローもお待ちしてます。
ワンピースとは別の記事も更新予定なので、お待ちください。
それでは。

 

 PS 出典元が不明確で引用させて貰い、大変申し訳ございません。
   もしも、許可が必要であれば、ご一報頂けると嬉しいです。
   後はこういう考察って、許可が必要なんでしょうかね?
   その辺り、詳しい人からのお話も聞きたいです。


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