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今週のキングダムPART53第693話「浅い話」
今週はいよいよ、どちらもクライマックスに近くなってきました。そんな原作版とアニメ版の感想戦を宜しくお願いします。今回は筆が乘りそうな予感が致します。前回、リンクがちゃんとしてなかったので、貼りますので、宜しくお願いします。
桓騎の実力
遂に相対した桓騎と扈輒。扈輒の精鋭・100名、桓騎の精鋭・200名によるぶつかり合い。ゼノウ一家より少ないものの、実力は負けず劣らずの桓騎の懐刀朱摩一家との闘いは、先ほどまで、夢心地だった彼らにとって、混乱そのもの。
そんな中、桓騎に襲い掛かる夏満。しかし、瞬殺されてしまいます。はしゃぐなよ、雑魚がといつもの桓騎様の剣術には、流石、将軍の風格と言いましょうか。これまでの彼の闘いは終盤に良いとこ取りの印象ですよね。まぁ、玄峰の首を刎ねる辺り、実力者なのは、分かってましたが、流石といいましょうか?
そんな夏満は桓騎に真の痛みを知らない者と責め立てた挙句、そんな目はしていない、あの燕の闘いを勝ち抜いたと発した瞬間に殺されてしまったのですが。その過去回収されるのかな~?どちらにせよ、何か、雑魚臭が。
痛みの底
そんな乱戦で、多くの犠牲が出た中で、扈輒だけが残ったのですが、眉1つ動かさず、冷静通り越して、異常とも言える程の表情を浮かべるのみになりました。余計に狂気と長年、蓄積した経験の深さが伺えると申しましょうか?桓騎軍の面々も、流石に面食らってしまいます。
扈輒はこんな人でなしの敵味方問わない犠牲を出す闘いを強いる桓騎を糾弾し、このツケはいつか、帰ってくるぞと経験者は語るように、桓騎に突き付けますが、桓騎はその話を浅い話で眠たくなるぜと遮ります。しかし、扈輒は揺らぐことなく、お前は底の浅い人間だとカウンターと言わんばかりの言葉攻めを続けます。
どうやら、扈輒はとある闘いで人間の闇を知ったらしく、それこそが、闇の底、痛みの底だったらしく、その痛みを知らない桓騎にぶつけます。
しかし、桓騎は底なんて、無いんだよ、痛みに底は無いことを語ります。それだから、浅くて、弱いとまるで深淵を覗いたことのある眼で語り、顔面にそんなもん埋め込んで痛みを感じてねェと平衡を保ってられねェ程の軟弱者だ。この雑魚がと言葉のマシンガンで完全に、扈輒を論破する勢いで、完全に心を崩して行きます。
雷土と共に
その会話の中で、何かを悟った扈輒は桓騎を似たもの同士と言いつつも、バァカと返します。その中で、扈輒は自害を選び、その会話の中で雷土のことを発して、酒でも呑んで、待ってるぞと発しました。
桓騎もその言葉に反応し、この先、本当に自害するのか?この戦の落としどころや如何に?
まとめ
互いに戦に対する価値観の相違はあれど、地獄を見て来たことには変わりないようで、だからこその視点、だからこそ、分かり合うワードが凄く多かった回だったと思います。桓騎様がこんなに囀るのも、久しぶりな気がします。桓騎様の言葉1つ1つが今後の鍵になってきそうな位、心抉られるワードの数々でしたね。
飾りを見て、その意味を理解する場面が特に印象的でしたね。桓騎様の方が、扈輒よりも、深い闇を見ていたということなんでしょうけれど。それにしても、回を重ねる毎に桓騎様がヤバいと言うか、恐ろしい存在に代わっているというか。今を言うなら、究極体の闇の塊と言いますか?ギャグ要素の道化みも無く、ひたすらに外道と言いますか。勝つ為なら、手段を選ばない彼の極みを垣間見た場面でもありました。
そんな対する扈輒もまた、異常と言いましょうか、感覚が鈍ってると言いましょうか。彼もまた、燕の闘いで闇を見たんでしょうね。満羽タイプなのかな?色々なことに絶望したからこその守護神だったのかなと。色んな見方はありますが、戦は終らないからこそ、戦に快楽を見出すと言ってた岳白公が言ってたこと=扈輒軍のポリシーとするなら、桓騎からすれば、弱いとか、逃げなのかもしれません。僕はそうは思いませんけれど。
誰だって、色んな地獄を見て来て、戦という終わらない闘いを諦め、別の道を模索することだって、悪いことじゃないし、限界だったからこその道を歩んだありふれた存在こそが、扈輒達なのかもしれません。ただ、桓騎様のような常識が無い奴らには、通じなかっただけで、色んな真理があると思うんですけどねぇ~。
そんな桓騎様も反応してしまう扈輒の自害なんですが、史実では桓騎様が10万人の兵の首を斬るというエピソードがあるのですが、勘違いしていたのですが、扈輒の首を何処かで斬ると思ってたのですが、はてさて、これがどう、原先生の手品で生まれ変わるのか?来週をどうぞ、お楽しみに。
キングダム第三シリーズ感想戦 第22話「出し尽くす」
嬴政の負傷により、完全に落ちる寸前の蕞。何とか、生きていた嬴政でしたが、趙は嬴政の存在を知り、夜襲を止めて、明日の闘いに全力を傾けることにします。
昌文君は大王様の命が危ないと分かり、此処で負ける位ならばと嬴政を夜のうちに脱出することを決意します。勿論、信は抗議します。この闘いを全て、無に帰すことですからね。分かっていても、嬴政さえ、生きていれば、またやり直しが効く。昌文君の追い込まれっぷりは如何に現状が死地かを物語っています。そんな相談を昌文君自身が直接言えば、反発を喰らうと思い、信に託します。
勿論、嬴政は反対、信もその意見に賛成します。その後、止められなかったと再び、昌文君に話す時の信の余裕っぷりが、多くの修羅場を超えたからこその風格と言いましょうか?誰も、嬴政を信じてはないわけじゃないけれど、やっぱ、嬴政という人間のことをちゃんと、理解してるのは、やっぱ、信だけなのかな?と思える場面でもありました。
迎えた六日目。全てを出し切ると決めた信は飛信隊面々に、発破をかけて行きます。苦しい場面でこそ、活躍するという檄なのか、空元気なのか、分かりませんが、如何にも、信らしい言葉でした。その言葉と嬴政の姿で、何とか、闘いを乗り切ろうとする秦国軍や蕞の人々。その中で、やっぱり、信の活躍ぶりが、常軌を逸しているというか、完全に狂っていると言いましょうか。背負っているものがあるからこその姿と言いましょうか。
個人的に介億先生の活躍が素晴らしいと言いますか。劣化版王騎将軍みたいな顔してますが、彼無しでは、この戦を闘い抜くことは出来なかったと言いますか。これがキングダムの良い所なんですよね。腕っぷしが強いだけじゃなく、隠れた所で活躍する人、弱いけど、懸命に生きる人。色んな人達が苦しい中を模索している。それがキングダムなんですよね。介億先生、ヤダ、好きになっちゃいそう。(元々、好きだけど)
何とか、乗り切った六日目。信は完全に意識を失ったものの、嬴政の言葉で何とか、起ちあがります。やはり、2人の絆で起きたわけじゃないんだろうけれど。しかし、飛信隊はボロボロ、最早、次の日を闘い抜ける程の人はもう、いません。弱気な昴に信は奇跡って、信じるか?と伝えます。これが凄いフラグなんだよなぁ~。昴は信じると言って、男を魅せました。ヒロイン枠なんで、彼。この2人の会話も好き。
そして、迎えた七日目。乱戦を虚しく、蕞の城の門は開いてしまいます。立ち尽くす蕞の人々、貂は嬴政の下で泣いてしまいます。完全にお通夜ムードの飛信隊の面々。その中で、1人、信だけは諦めていない表情で別の方面を向いていました。
「奇跡が起きたぞ」
此処からが、神展開。遂にあいつ等が、現れるのでした。
そんな今回は絶望、絶望、絶望のフルコースでしたが、迎えた最後のデザートは奇跡の逆転劇になるのか?この回を見て、キングダムに詳しくなりたいと思った僕の人生を変えた回なので、今回ばかりは言わせて下さい。
原作勢も、録画勢も、皆さん、一緒に最後までこの戦をリアタイしましょう。
次回、キングダム第三シリーズ 第23話「破格の加勢」お楽しみに
最後に
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それでは、皆様、御武運を!!!
一緒に明日のキングダムを楽しみましょうぞ。