記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

漫画感想BAN 第二十回第一章「ONEPIECE 第1125話´´何をもって死とするか´´」

はじめに


 前回の続きはこちらとなっております。
 今週も何卒、宜しくお願いします。今回のONEPIECEも情報満載でしたね。エッグヘッド編での事後処理が描かれていましたが、重要な展開続きで今回も見どころ満載でした。
 ネタバレありきですが、お付き合い頂けると嬉しいです。
 今回の要点はこちらとなっております。

  1. ステューシーはルッチによって、殺害された?

  2. 五老星にいい様に利用された挙句、満身創痍の海軍。ドーベルマン中将がカッコ良すぎました。

  3. サターン聖、まさかのダイナミック解雇。最後の最期まで誰かの迷惑でしかなかった。

  4. 新たな五老星はガーリング聖でした。

  5. 雲フトにより、パンクレコーズは奪取達成。サテライトたちは生存していた。

  6. イム様は想像以上にバケモノでした。これに勝てるのか、不安。

  7. 世界は沈没しない陸地を求める大戦争は始まる。

第一章 「ONEPIECE 第1125話´´何をもって死とするか´´」感想戦

第一節 やられた

 ルフィ達がエルバフを旅立ち、数時間後のエッグヘッド。
 覇王色の覇気からようやく、活動を再開した海軍は現状を立て直そうとする最中、ルッチとカクは別のCPと合流します。
 その中で一人いないステューシーが分かるや否や、ルッチは彼女を殺したと言い放ちますが、カクの表情は沈痛な表情。果たして、真相や如何に?
 始まる前のCP0は此処までの修羅場になるなんて、想像だにしなかったですね。
 ベガパンクのSPYだったステューシー、諜報員に向いてないカク、仲間を守る為に偽悪を貫いたルッチ。此処までの波乱が巻き起こり、株が乱高下するとは思いませんでした。

 ちゃんとした場面が出ていないので、ステューシーの生存は不明ですが、少なくとも、殺された可能性は低いかな?
 最強の殺し屋たるルッチが言うなら、間違いないと言う説もありますが、その真意が明らかになるのは、意外と先なのかもしれません。
 これ程の爪痕を残しておいて、死んだは流石に無いと信じたいけども。

 五老星サターン聖の乗る軍艦での一室にて、海軍中将9人との反省会の臨みます。本当に不憫でしかないよ。
 ボルサリーノが居ないのが、気になりますが、今は対処したくねぇよな。完全に心病んでるからな。今はそっとしておこうと言うことなのか。

 何とか、ベガパンクの1人こと、ヨーク、融合炉、パンクレコーズを奪取出来たので、凡その目的を果たすことが出来ましたが、ルフィ達を取り逃がしてしまった大失態は変わらず。
 海軍中将たちは、すぐにでも、エルバフに向かおうとしますが、サターン聖から静止されます。そんな小事よりも、ベガパンクの配信の方を優先していました。
 しかし、彼等を苦しめたのが、他でもない200年前、エメトを破壊することを拒んだサターン聖だったと思うと皮肉でしかないですね。
 その当時はこれが軍の未来になり得るものとして扱い、何があっても、自分が庇うと発言したサターン聖ですが、どうして、こんな醜悪なバケモノになってしまったのか?200年前はあんなにも人間を優しく扱っていたのに。

 すると海軍中将であるドーベルマン中将は先ほどの配信は真実と捉えていいのかとサターン聖に問いかけますが、謎の力で扉ごと、ぶっ飛ばされます。
 サターン聖、気が立っているのは分かりますが、これは悪手過ぎる。完全に事実ですと認めているようなものじゃないですか。何てことをやってくれたんだ。
 ドーベルマン中将の勇気ある数秒が、世界は間もなく沈むことをあの中で認める形になってしまうとは。これで海軍に対する政府内での信用問題に関わらないと良いけれど、その事実を知るのは、たった9人なんで、セーフ
 今回はドーベルマン中将がカッコ良すぎました。五老星と言う世界最高権力に盾突くことが出来る彼の姿に感銘を受けました。
 すぐさま、医療班に治療を受けることになりましたが、生存を祈るばかりですね。

 場面はエッグヘッドのラボフェーズに切り替わります。いきなり、雲フトが暴走し、島雲が大量発生します。対処に向かうヨークでしたが、その背後に蠢くのは死んだと思われていたエジソンの活躍により、パンクレコーズを奪取することに成功します。

 失態に次ぐ失態を重ねるヨーク。後述によるとパンクレコーズにアクセスできるとのことなので、其処は大きな問題とはならないかもしれませんが、問題は死んだはずのベガパンクが生存していることが分かってしまったことに尽きるでしょうね。

第二節 フィガーランド・ガーリング

 聖地・マリージョアでは食料不足により、暴走する天竜人達。
 中には、ベガパンクの話は真実かと仰る天竜人もいるので、皆、あの事実を知らない人もいるんですね。これまでは天竜人全体での共通認識だったと言う説と年齢で教えて貰えると言う説がありましたが、どうやら、そうではなさそうです。

 一方、マリージョア権力の間では、サターン聖除く五老星が集結する最中、現れた神の騎士団最高司令官こと、フィガーランド・ガーリング聖。
 態度もデカく、言葉遣いもおかしい彼に不信感を抱く五老星たち。
 今しがた、命令を受け、ヨークを直属の部下としてサターン聖の代わりに科学防衛武神のポジションを引き継ぐ形となりました。

 その同時刻、サターン聖に異変が生じます。彼の体に黒く悍ましい何かによって、支配され、彼の体はどんどん干からびて行きます。
 中将や天竜人直属の衛兵たちもただただ、見つめるのみで、何も出来ず仕舞い。

 サターン聖に語り掛けるイム様。なぜ、ジョイボーイを逃がしたのかと追及します。サターン聖はあそこまで掴み所の無い力とはと己が過信を正当化し、慈悲を懇願しますが、時すでに遅く。
 イム様の力により、サターン聖は骨と化し、この世から姿を消します。
 遂に五老星最初の犠牲者がサターン聖であることが確定し、くま親子を苦しめ続けて来た諸悪の根源がこのような形でリタイアするとは。
 しかも、イム様と叫んで亡くなり、とんでもない最期を見せられる海軍中将達に何か、不都合なことが起きないことを祈るばかりです。
 最後の最期まで余計な真似しか出来なかった男の末路はこんなことになるなんて。

 因みにサターン聖のやらかしと言えば?

  1. エメトを処分しなかったこと。

  2. 個人的理由でボニーに悪魔の実であるトシトシの実を投与。その結果、Wニカパンチを喰らう羽目に。

  3. ベガパンクの話を鵜呑みにし過ぎた所為で、くまは自爆しなかった。それ所か、彼にとんでもない一発を喰らう羽目に。

  4. ボルサリーノや海軍中将九人を連れてのバスターコールにも関わらず、ルフィ達を取り逃がす。

  5. そのボルサリーノ、全く機能せず。分かっててだとしたら、何ともね。

  6. 五老星を招集し、万全の態勢で臨んだにも関わらず、全世界同時配信を止められず。

 残念ではないけれど、このエッグヘッド編に於いて、重要な立ち回りを行った彼らしい最期だったんじゃないでしょうか。
 ルフィとボニーのWニカパンチ受けてる時点で、この最期は決まってたかもしれないし、世界同時配信が行われた時点で、こうなってたかもしれません。
 彼もまた自分が見下し続けて来た人間と同じ替えの効く代用品でしかなかったんですね。ザマァ見ろと言う気持ちでいっぱいでしたね。
 何より、自身がエメトを処分しなかったことが巡り巡って、こうなってしまうんだから、どうしようもないね。

 その後任がまさかのフィガーランド・ガーリング聖と言うのも、この為の登場だったんですね。本当に彼がこれからの弛みきった五老星を変えて行くんですかね。

 イム様の力は様々な考察が行われていますが、果たして彼の力ではないと滅ぼすことが出来ないサターン聖みたいな奴が再び、5人もいるのに、倒すことが出来るんですかねぇ?
 更にカタリーナ・デボンがサターン聖をコピーしていただけに、これが意味する日がいつ来るかも注目ですね。まさか、能力一つでこんなに注目される形になるなんてな。

第三節 500年後

 雲フトの力によって、パンクレコーズは空島のように空を飛び、エッグヘッドを脱出します。ラボフェーズは奪取出来ませんでしたが。
 エジソンは生存していたことは喜ばしいのですが、何とシャカ、ピタゴラス、アトラス達、サテライトも無事だったことが判明します。これで前回、生きてると言っていたリリスの言葉の意味が理解出来ました。
 とはいえ、データとして生きているだけで、前回の姿では再生出来ず、
言葉が二重線で囲われていたのが、気になりますが。
 それと同時にベガパンクの主軸であるステラがここに居ないとなるとステラは2度と蘇らないんでしょうか?生きてたら、生きてたら何だけども。

 何とか、パンクレコーズは奪取出来ましたが、ヨークもアクセスできるらしくて、意味があったんだろうかと言う疑問符は尽きませんが、有形的に奪い取ることに意味があるらしいとエジソン。
 ヨークを含むそれ以外の誰かに奪われるなんて、論外だよな。
 これから、人間が管理できるようになるまで、隠れ続ける予定ですが、予算も機材も無い状況には流石にどうしようもないので、エジソンはとある人物に助力を求めます。
 それがまさかのウェザリアのハレダスと繋がる日が来るなんて、人生分からないことだらけですね。

 この会話の中で自分達が管理することで、ベガパンクの守りたかったものを守ると決めたサテライトたちですが、それを扱い切れるようになるには、500年いると言う話には、何ともリアリティがあるような無いような
 忘れそうになるのは、この世界が現代ではないと言うこと。昔の話であることをこの台詞で思い起こしました。
 それだけ、ベガパンクと言う人間が異端で、クローンや人造人間、通信技術等、様々な発見を行った彼だからこそ、この500年と言う言葉に重みが出て来るんだよな。
 今考えてみても、その昔の世界もそうだけど、ベガパンクと言うシンギュラリティがえげつなさすぎるんよ。

 そして、その意志はカマバッカ王国にて潜伏中の革命軍を動かすこととなります。
 イワちゃんの話によって、テキーラウルフだけと思われていた謎の建造物が、各海に存在することが判明。
 より一層、確信を得る彼等ですが、それは同時に沈まない高い土地の奪い合いを始めるデスゲームの開戦を意味していました。

 果たして、革命軍が今後、どのような形で介入していくのかが、注目ですが、彼等がワンピースを狙う理由にもなるので、もしかするとルフィ達と敵対することになるのでしょうか?
 流石に誰得過ぎるので、無さそう。とはいえ、あのレースにサボとドラゴンがメンバーにいるだけに、不穏であることは変わりないですね。
 この人達もまた、コビー達のように独自ルートで世界の秘密の一端を知ってそうな気がするので、其処には要期待です。
 そうであってくれと言う願望強めなんですけれども。

最終節 まとめ

 今週も盛り沢山の内容、ありがとうございました。
 エッグヘッド編の事後処理も終わりを迎え、エルバフへの道筋が見えてきました。果たして、エルバフではどんな冒険が待ち受けているんでしょうか。
 色んな形での死が描かれていた今回ですが、本当に死んだ人もいれば、死を偽装した者も居たりと正しく何を以て、死とするかという言葉通り、捉え方、見え方によって、死と言う共通認識は変わって来ると言うことがよく分かる回でした。
 ヒルルクの言うように、本当の意味での死は誰からも忘れられた時なのかもしれません。
 意味のない死は無くて、生きている理由が無くても、生きていて良い。生きていることに理由があるんだから。だって、死は誰にでも平等に訪れるのだから。
 今日も生きててくれて、ありがとう。
 ただし、サターン聖、てめぇはダメだ。てめぇは命を犯し過ぎた。

 残りの記事は早めに投稿する予定です。
 最後まで読んでくれた方はスキと応援、考察コメント、フォローもお忘れなく。
 それでは、また次回。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?