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オタクがハリー・ポッターを見直すシリーズ「不死鳥の騎士団」編

ハリー・ポッターの映画を全て見直す為に有給を3日取ったオタクの感想箇条書きです。
※大変なネタバレを含みます。

五作目「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
2007年

ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリーは、ヴォルデモート卿の復活に深い懸念を示していた。そんな中、魔法省は防衛術を教える女教師を学校全体の監視役として送り込んでくる。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始めていた。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

・本が上下巻に分かれ始めたのがここ。長いし難しい…!でも映画は一本です。
ここら辺から恐ろしいほどに記憶が無い。多分、悲しすぎて忘れているんだと思う…。

・人間界でディメンターに襲われたダドリーと自分を助ける為に魔法を使ったハリー。
魔法省で尋問にかけられてあわや犯罪者となるところでしたが、ダンブルドア先生に助けてもらいます。
え?毎年魔法使ってたじゃん?なんで今年だけこんなに怒られるの?と思って調べてみたら、
後に超厄介人物となる、魔法省勤めのドローレス・アンブリッジの策略でした。

・このアンブリッジさん、自分の為に全てを利用するとんでもない女性でした。
ヴォが復活したことを受け止められず現実から目を背ける大臣を籠絡して操ろうとします。
結果、ホグワーツに乗り込み高等尋問官として暴虐の限りを尽くすことに。体罰や今までは禁じられていた薬の使用など、なんでもありの独裁政権です。
この人、何がすごいって、ヴォとは全く関係ないところ。マジで、自分の地位や他人を貶めることにしか興味がない。
貧しい家の出身で、反純血(人間と魔法使いのハーフ)。捻くれた性格で友だちがおらず、責任ある立場を任されたことがない。優秀であるにも関わらずコンプレックスを拗らせた結果こんなことに。
ちなみに、アンブリッジの杖はめちゃくちゃ短いらしい。杖職人のオリバンダー曰く、「精神面や道徳心の欠如の現れ」とのこと。

・「不死鳥の騎士団」が格好いい!シリウス、ルーピン先生、ムーディ先生(本物)らが集結しています。
ウィーズリー夫妻がいつでもハリーを気にかけていて、本当に素敵なんだよ〜。常に善良なのはこの夫婦だけ。

・魔法省大臣のファッジはヴォが復活したことを受け入れられず、その場を目撃したハリーやダンブルドアを嘘つき呼ばわりして情報操作をします。
新聞に誤った情報を流し、ハリーを孤立させます。最悪すぎる。

・ハリー、ロン、ハーマイオニーが有志者を募り、「ダンブルドア軍団」という自警団を作ります。自分の身を自分で守る為に、ハリーを先生として「闇の魔術に対する防衛術」を自分達で学ぶことに。偉すぎ。
私、この自警団が「不死鳥の騎士団」だと勘違いしてた。

・「必要の部屋」!思い出したー!!
ダンブルドア軍団が、ドローレスにバレずに練習する場所を探していた時に、ネビルが発見するんだよね。
ホグワーツにある部屋で、「本当に必要な時にしか出てこない部屋」な上に、「中には必要なものが揃っている」らしい。

・チョウとハリーが良い感じになりますが、元彼(セドリック)を思い出したり、魔法省で働いている母親が自分の行いのせいで迷惑を被ることにならないかと不安になるチョウ。
最終的に、チョウが「真実薬」を飲まされてダンブルドア軍団のことをアンブリッジに話してしまい、軍団は解散することに。それ以降チョウは出てきません。かわいそう。
原作ではチョウの友人が密告し、それを庇ってハリー達と仲違いするみたいです。
原作のチョウは恋愛体質で面倒くさい感じだった。ハリーと仲良しのハーマイオニーをよく思っていなかったり…。
映画では尺が足りなくて、そこまで深堀しなかったのかもしれませんね。

・「ダンブルドア軍団」という名前のせいで、ダンブルドア先生が全ての責任を取り学校を離れることに。
馬鹿ー!!そんな名前つけるから!!

・ヴォが心に侵入してくるのを止められないハリー。スネイプ先生から閉心術を学びますが、途中で意図せず先生の心に入ってしまい、自分の父親がスネイプをいじめていた記憶を見てしまいます。
辛すぎるだろ…。尊敬していた父親が誰かをいじめてるだけでも嫌なのにその相手がスネイプ先生って…。
いじめが無理すぎて、ここからハリーのパパが大嫌いになってしまう林田。

・ウィーズリー双子がアンブリッジに盛大な悪戯をして自主退学します。
元々「WWW」という悪戯魔法道具屋さんを開業しており、商売で生きていくことに決めたらしい。とんでもないティーン。

・シリウスを殺される夢を見たハリーが、居ても立っても居られず助けに行きます。友人達と一緒に、夢を思い出しながら魔法省の神秘部というところへ辿り着くんだけれど、神秘部ってなんだよ?↓
「魔法の深淵と言えるような分野の研究で、他部署には何をやっているか知られていない」
なんだよそれ。

・神秘部の「予言の間」へ辿り着き、ヴォが欲しがった「予言」を先に手に入れるハリー達。
予言ってなんだっけ?と調べたところ、魔法界では、現実となった予言を水晶玉に入れて保管しておくシステムがあるらしい。
そもそも、ヴォが赤ん坊のハリーを殺しに来た理由は、この予言を半分だけ聞いたから。予言の全てを知らないまま行動したせいで、予言が本当になってしまう。

「七月の末、闇の帝王(ヴォルデモート)に三度抗った両親から生まれる子どもは、闇の帝王にはない力を持つ。
闇の帝王自らがその子を比肩し示す。
一方が生きる限り、他方は生きられぬ。」

予言に該当する赤ん坊はハリーとネビルの2人でしたが、ネビルは純血だった為混血のハリーが選ばれました。ヴォを倒す子供を選んだのはヴォ自身だったと言うこと!(ひぃー!!)
ヴォは、全ての予言を聞けばハリーを倒す方法がわかるかもしれないと思い、探し求めていたのでした。
しかし、予言に関係している人物しか取り出すことができない為、夢でハリーを誘き出して予言を探させていたわけ。なんつー奴だ…!!
ちなみに、この予言をしていたのは占い学のシビル先生。先生自身は気付いていませんが、れっきとした予言者だそう。

・神秘部で待ち伏せしていた死喰い人とダンブルドア軍団の戦いが始まり、不死鳥の騎士団が助けにやってくるんだけど、やっぱり大人と子供の戦いは全然違う!
子供だけが戦っている時は死喰い人達もちょっと舐めてかかっている感じなの。でも、騎士団が到着した瞬間殆ど詠唱なしの戦いが始まって、スピード感が全く違ってめちゃくちゃ格好いい!
途中で予言の水晶が壊れて、ヴォの元へは届かず。ザマーミロ。

・アズカバンから脱獄したベラトリックス・レストレンジの放った死の魔法で、シリウスが死んでしまいます。ふわっと呆気なく死んでびっくりした…。か、悲しい…。後からドッと悲しさが押し寄せてくる。

・怒りのままベラトリックスを追い詰めるハリーですが、殺すことができません。ここで殺してしまったら、ヴォと同じになってしまうからだと思う。
ダンブルドア先生が何度も言っていたけど、「ヴォと似ていることが重要なのでは無くて、ヴォと違うところが重要なんだよ」って、こういうことなんでしょうね…。殺したくて仕方ない相手が目の前にいても、自分は殺さないという選択ができるのがヴォとの違い。
ヴォは自分で選んでいるようで選んでいないんだと思う。辛い境遇でそのまま闇に堕ちてしまった人なのか、生まれながらの悪なのかはわからないけど。自分が置かれた状況に抗わずに悪でいるんだと思う。

・ダンブルドア先生が助けに来て、ヴォとベラトリックスは逃亡。
魔法省内で戦いが行われたことで、大臣はやっとヴォ復活を認めた。
今回は政治の話が多かったな。子供ではどうすることもできない問題が多すぎた。

総括
いじめをしてる奴は理由が何であろうと最低

次回、「謎のプリンス」編に続きます。

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