見出し画像

食事摂取後の注意点⚠️嚥下障害を簡単に⑳

今回は、食事摂取後に確認すべきポイントについてお話しします。確認するのは、①口腔内の残渣、②咽頭ゴロ音、③湿性嗄声、④食後の姿勢の4つです。

① 口腔内残渣

食後に口腔内の残渣を確認することは非常に重要です。残渣がそのままになっていると、咽頭に流れ込んで誤嚥するリスクがあります。口の中は暗くて見えにくいので、可能であればペンライトを使用して確認しましょう。残渣が見つかった場合は、うがいやスポンジブラシで取り除きましょう。

② 咽頭ゴロ音 / ③ 湿性嗄声

呼吸時に喉がゴロゴロ鳴っていないか、また声が痰が絡んだように聞こえる(湿性嗄声)かを確認します。食物が喉に残っている可能性があり、咳や発声、背中を軽く叩くなどしても改善しない場合は、吸引が必要かもしれません。

④ 食後の姿勢

食後は、胃食道逆流による逆流物を誤嚥する可能性があります。その方の疲労感や体力に応じて調整する必要がありますが、可能であれば1〜2時間は座位、もしくはギャッチアップ45〜60°の姿勢を保つと良いでしょう。

今回は、食事摂取後に確認するべきポイントについてお話ししました。食事が終わったからといって安心せず、食後のチェックも忘れずに行いましょう🫡





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?